現実逃避半分で,激しくスパゲッティな paleobiology 用 *.sty を作ってみる.フォーマットが整うと妙に仕事が捗ったような錯覚にとらわれ俄然やる気が増すという謎.
下が古い.上が新しい.間は他所.
2008-11-20
2008-11-19
[全ゲノム解読計画の副産物として現れる,遺伝子が何割似ている,というナンセンスな言い回しへの対策コピペ,その 2] A, B, C, D でトーナメント方式の 3 試合を行い,以下のような結果になったとする: A ○-× B; C ○-× D; A ○-× C.このとき,1 勝 1 敗の C が 2 勝 0 敗の A の次に強いかどうか,言い換えれば 0 勝 1 敗の B より強いかどうかは,戦ってみるまでわからない.
[全ゲノム解読計画の副産物として現れる,遺伝子が何割似ている,というナンセンスな言い回しへの対策コピペ,その 1] A の遺伝子が {a1, a2, ..., a10} の 10 コあるとする.それに対し B の遺伝子が {a1, ..., a6, b7, ..., b10},C の遺伝子が {c1, ..., c5, a6, ..., a10},D の遺伝子が {a1, ..., a4, d5, ..., d10} だとする.このとき,B, C, D の A との類似度は,見ての通りそれぞれ 60 %, 50 %, 40 % となる.A と B が最も似ていると言うことに異存はないだろう.問題は C と D のどちらが A に似ているかである.D には A にも B にも共通する遺伝子が 4 つあり,一方の C は 1 つしかない.したがって類似度の低い D の方が近縁という結論に至る.
2008-11-18
2008-11-16
2008-11-14
なんつーか,自分のしたいことは paleontology そのものじゃなくて,paleontology engineering だったり,そのための paleobiology だったり,そーゆーことなんじゃないかなー,とかなんとか.
2008-11-14:T02:58 の続き.Paleontology の原義が過去の存在を記録する分野だとするならば,その生物としての特性を明らかにする分野が paleontology ではなく paleobiology と呼ばれる分野に属すること,Journal of Paleontology が記載専門,Paleobiology がその他全て,というのは非常に納得できるお話.また,1876 年以来のデューイ十進分類法において,paleontology は geology (550) でも biology (570) でもない領域 (560) を割り当てられているというのも頷ける.ただし日本十進分類法では 457 で,450番台の地球科学の一分野として扱われている.
2008-04-17T05:30 あたりで言ってた,古生物学が paleontology である理由についてのアレコレ.Ontology を哲学領域として解するならば存在論であり,根源的な存在とは何かを問う学問領域である.転じて,実際に何が存在するかを明示する作業ないし学問領域というのが生まれる.同時に,何が存在するかを明示するための方法を開発する必要も生まれる.この先鋭的な例が,計算機にも「理解」できるような手法 (システム) を開発するオントロジー工学であり,それに基づいてオントロジーを構築する.そういう意味で paleontology は過去に存在したものを記載していく学問領域と解釈できる.単純に過去に存在したもの,と言った場合には過去に存在した非生物も paleontology の対象になりそうなものだが,おそらく,生物に限っては死という現象によってあからさまに過去と現在を分断できるという意味で (例えば岩石は過去に於いても岩石だったので),paleontology の対象は古生物に限られる.
2008-11-13
ブラックボックスという概念について,外から中を見ることができないクセに入力とか出力って概念があるわけで,これは結構妙な話.システムの内部から見ると入力とか出力とかないよって話はオートポイエシスの概念を踏まえて主張されるが,ではシステムを外部から見るとどうかというと,入力と出力はあるけど内部なんてものは無いんじゃないかと思ったり.見えてるのはインターフェイスだけなんだから当然といえば当然ではある.
所属する講座が「地球惑星物質科学講座」から「地球惑星システム科学講座」になって久しいが,結局「システム」って何よ?という話.大して新しいことを主張するわけではないが,システムというのは要するに「ブラックボックス」に他ならない,と勝手に定義してみた.既に存在しているとしているブラックボックスを理解する分野がシステム科学であり,新たにブラックボックスを開発するのがシステム工学.当然ながら,ブラックボックスを理解する手法というものもまたブラックボックスであり,その理解や開発もシステム科学や工学の範疇であるという具合.確かに地球惑星物質科学分野と地球惑星物理学分野を統合して新名称にしようとしたら地球惑星システム科学になるかもしれないけど,それって地球惑星科学でも大して変わらないよね,などと言ってしまっては身も蓋もないか.ま,システムという概念を意識して考えるのは悪いコトじゃないだろうが,それが大学院の講義のレヴェルで適切に指導されているかというのと,これは大いに疑問.
2008-11-11
2008-11-08
話の筋がふらふらしてしまったが,要するにテキトーに拾ったサンプルが静的な状態からのサンプルだと主張するための前提条件とか,その条件の妥当さを説明する事実とか,それって何?という話.なんか混乱してきたのでひとまず放置して本業に戻る (ことができたらいいな).
それなりに巨視的なスケールの標本が手に入れば平衡状態かどうかというのは判別できるんじゃないかと楽観視してみるとして,絶望的なまでに標本数の少ない化石を手にして「これは**に適応していたんだよ!」では「な,なんだってー」としか返しようがないような気もする.そういう意味では断続平衡ってのは非常に便利な発想だと思うのだが,どうにも腑に落ちない.
進化の話で「平衡」という単語を出すと,どうしても Gould のいう断続平衡 punctuated equilibrium が連想されてしまうのだが,アレは平衡というよりは静的な状態を指しているような気がする.問題としているのは,anagenesis は準静的過程なのか非平衡過程なのか,それを見分けられるのかということ.
2008-11-07
2008-11-06
過日,某同僚と話していて至った結論として,新たなパラダイムを採用することで古いパラダイムの下で生まれる命題が片っ端から棄却されるという場合と,その一部のみが棄却される場合,というのは分けて考えないとマズイ.特に後者は,古いパラダイム下で生まれた真である命題が棄却されないことがあるがために,新しいパラダイムを採用するものの,古いパラダイムを無闇に否定する立場に対しては批判的であるがために,古いパラダイム下で考えているかに見えてしまうという場合がある.そういう意味で,プレートテクトニクスをめぐるアレコレで批判されることのある某 M 先生は,多少の政治的問題はあったにせよ,実はそういう立場だったんじゃないかという予想してみたり.
2008-11-04
2008-11-02
某新作 RPG の紹介文を読んでいたら「**と呼ばれる世界にある…」とかなんとか.自分の住んでいるセカイに名前をつけることがあるとすれば,それはそれと同等の別のセカイがあることを認めた場合じゃねーの?つーかその場合にだって,全集合にわざわざ名前をつけるか?という,まぁそれだけの話.