下が古い.上が新しい.間は他所

2008-09-28

地質学的な時空スケールというのはどうしたら理解できるか,という話.よくある地球の歴史を1日に置き換えるとか,地球をリンゴの大きさに例えるとか,確かにそう例えるしかないのだが,あれは必要な喩えではあるけど,足りるとは思えない.何も考えずに一秒過ごすように,水を飲まずに丸一日を過ごすこともできてしまうし,リンゴ一個は一食分に足りるかも怪しい.毎日ひたすら歩いて地質図を書いてはそれを世界地図に落とし込むとか,ひたすら柱状図を書いては地質年代表と対比するとか,そうやってさんざん苦労して自分が体験できることがどれだけ小さいか,ということを感じられるかにかかっているような気がする.