下が古い.上が新しい.間は他所

2009-09-28

ツボにはまった表現:この映画での描かれ方を真に受けた一部の若年層の恐竜ファン

よくよく考えて,やっぱり骨化石の色は重要.

2009-09-25

形は形,動きは動き,機能は機能,てな感じで切り分けられないと与太話しか生まれない.

とある航空力学の人が書いた paleobiological な本を立ち読んでみた.有体に言ってしまうと,よくある「アメーバ→クラゲ→三葉虫→魚→両生類→爬虫類→哺乳類→人.万歳」な話のひとつ.たまに出てくるメカニクスの小話は真っ当なのだが,化石の形状云々にまつわる認識がダメダメなせいでどんどん捻じれた方向へと突き進んでる感じ.

2009-09-17

オントロジーにおけるロール概念てのを真面目にレビューしないとまずいんじゃないかという不安.

2009-09-16

例の棒状生物の力学 (笑) に関する論文,作用線がありえないことになってる.この業界では「力のつりあい」って概念は通用するんだろか.

2009-09-15

同僚のフィールドにサンプリングのお手伝い.5 人がかりでツルハシを振るうこと 6 日間,約 1 t の岩石を掘削.とはいえ,同行したメンバーの中でもっとも非力だったりするため結構他人任せだったような気もする.

2009-09-05

あらためて,例の棒状生物の総説を眺めてみて,あの業界 paleobiology どころか paleontology って概念もビミョーで,ホント phylogeny にしか興味ないんじゃなかろか.うへぁ.

2009-09-02

「○○は無いが,●●はある」という結果論が「○○という可能性もありうるが,●●しかない」くらいの確率論的な話へと展開されるのはアリだと思う.しかし,それが「昔は○○もあったが,今は●●しかない」みたいなコトになってくると,これはただのトンデモ.つまり,○○はあくまでもコヒーレントな世界であって,実現はしていなくてもよい.殊,進化の話としてなまじ適応度なんて概念を持ち出すと,存在しなくてもよい○○が自然選択の末に絶滅したという解釈を成立させ,過去には (コヒーレントな像でしかない) 適応度の低い○○がいたことにできてしまう.

2009-09-01

今日の教訓:進化における最適化と復元における最適化を混同してはならない.