下が古い.上が新しい.間は他所

2008-12-31

気候と気象,環境と環世界の違いが分からない輩は「環境問題」を語るべきではない.

生命システムを定式化する際,状態機械モデルで表現しているのかラムダ計算モデルで表現しているのかというのはかなり重要なんじゃないの?とかなんとか.まぁどっちで考えても問題ないんだけど,どっちで考えているのかを明確にしないと腐った理論になるよなー,とか.個人的には専ら後者で考えてる.

こんな夜中に大掃除をしてるっていう.

2008-12-29

今日の謎人物:ゴッドプロデューサー KAZUKI

某大学院理学研究院生物科学講座が,生命科学院生命科学専攻,理学院生命理学専攻,理学院自然史科学専攻に切り分けられたのは,組織運営云々を抜かして純粋に学問分野の切り分けという観点で見ると妥当だったように見える.特に多様性生物学講座が自然史科学専攻に分類されているという点で.

2008-12-28

某掲示板定点観測所だより:暴走する某を放置という流れだとばかり思っていたのだが,どうやら長考していただけらしい.

今日の謎組織:ディノサウルス研究会.

2008-12-27

外部研究生という名の不法侵入者が自己啓発セミナーを開きはじめたでござるの巻.

もにょもにょとはてブを巡る.google では下位にランク付けされているモノが他人のブクマにひょっこり現れてたりするあたり,いかにも人力検索.生物学方面の人はそれなりに多いようでアンチ「アンチ進化論」はそれなりに功を奏している様子.ただ,地球科学の人はほとんどいないようで,古生物がらみのニュースへのコメントや温暖化がらみの議論はどうしようもなく稚拙.ま,その辺に関しては,はてな云々は関係ないような気もするが.

学校に行こうと玄関の扉を開けようとしたら,外れた.開いたんではなくて,外れた.ケータイにカメラがついていないことがここまで残念に思えたことは無い.

かれこれ 3 年使ってきた Creative Zen Neeon.ここ 1 ヶ月弱の間にディスプレイが化けて何も見えず曲の検索等ができない状況に陥っていた.on/off はわかるからとりあえずいいかー,とか思って放置していたのだが,ついに何も表示されなくなった.もう on だが消音状態だとか,誤操作で空のプレイリストを再生してしまっているのかわからない.まだ 2GB の usb メモリとしては使えるしぃ,とか言いたいところだが,ケーブルが無いと繋がらないあたり,生協のレジ横で売ってる 4GB で 960 円のメモリにも劣る.正月のセールまで耐えるかねぇ.

2008-12-26

ものすごい吹雪だと思ったが,よくよく思い出してみると北海道ってこんなもんだった.

2008-12-23

昔からそういうモノはあるだろうと思いついていたが,そのものの名前が分からないとなかなか検索できない.その名前を検索するスキルが重要.

今日覚えた言葉:混合分布.EM アルゴリズムで分離するってのが流行り (つーか定石) なのか?

2008-12-22

2008-12-22T03:44.むしろ,プランクトンと呼ばれる生き物が海洋とかの表層に (巨視的スケールで見て) 漂うような生活でなければダメ,というべきか.

結局,ネクトンとプランクトンの違いというのは,能動的に泳げるかどうか (などというよくわからん言い回しで定義される違い) ではなくて,サイズによる恣意的な区別でしかないよなぁ,とか思ったり.区切りをどこにするかは曖昧だけど,水そのものの性質とか,海洋とか湖沼に生じる流れのスケールとか,言い訳はそれなりにある.そうやって識別されるネクトン (つまりサイズが大きい生物) が能動的に泳いでいるように見えるのは,たまたまヒトがネクトンのサイズだからだよなぁ,とかなんとか.

2008-12-21

と言いながら,blogger を使っているが故に trackback が使えない,という問題もある.spam の処理が面倒くさいってのもあるが.

ここのサイトにコメント欄が無いことについて.コメントが集まるほど読まれていないのでコメ欄を用意するだけ空しいという事実もあるが,それなりの言い訳もある.端的に言えば,ここは自分の考えを時系列に残すためのところだということ.もちろん,思想は他人との会話によっても更新されるのだが,それをここに残した場合,その言葉は誰の言葉になるのか,という問題が生じてしまう.極端なことを言えば,各自の思想というのはそれぞれが一つのスレッドで,複数のスレッド間でメッセージパッシングが起こっている,というモデルでセカイを捉えている,という意味.言い換えれば,各自がコメント欄もなければ記事の修正もできない blog を運用し,そして会話は trackback だけで成り立ち,各自の blog には ping を受け取った時刻だけが記録される,というイメージ.

ココの話はあまりにも断片的過ぎるのでそれなりにまとめようかなぁ,というプロジェクト.最初からまとめて書けよという話ではあるが,基本的に思想なんてものはコロコロと変化するものなので,内容はどんどん更新されてしまう.ところが,或る時刻にどのようなコトを考えたのかという事実そのものは覆せないので,それは時系列データもどきとして累積すべきだろう,とも考えたりする.何かをまとめようというとき,それをまとめるためのメタな思考がまとわりつくことを考えると,無理にそれを分別するのは面倒くさい.より正確に言えば,1階の部分を切り離すのは簡単だが高階の部分を切り離すのは難しいんじゃないか,ということ.かくして,この log は用意されていた.

2008-12-20

sites.google.com に新たなサイトを用意.これに伴い,www.geocities.jp に残っていたアレは一掃 (2007-01-22T16:58).

2008-12-18

[リンク先注意] 知ってる人は知っている,その昔メイド喫茶に通っていたという話.どこかといえばその昔 www.mer-maid.jp を使っていたステキなトコロ.そのドメイン名は,横浜の同業者に使い回された後,放置されていたのだが (2008-03-20T15:51, 15:57),いつの間にかよくわからんメイド喫茶レビューらしきものが置かれるようになった.この末尾のリンクを辿ると「ユダヤ学習法」などというますます怪しいテキストに辿り着き,さらに別のドメインに誘導される.これ以上は深追いしていない.

某掲示板定点観測所だより:あの本に関する言及が現れる.数値数値と言うが,問題は数値で表現されているかよりも,その数値が何を意味するかを読み取る能力があるかだったりする.証拠があれば,数値や写真を用意することが可能であり記されて然るべき情報ではあるが,実際には捏造可能なので,それが記されていることだけでは証拠の正当さは保証されない.また,数字や記号を任意に並べて作った文字列が妥当な数式であるかどうかは,数学的な表現を自在に扱える人間にとっては自明なことだが,そうでない人間にはわからない.極端なことを言えば,職人は数字なんぞ見なくてもそこに本質を見てしまうので,職人芸でなんとかなってしまうものを適切な数式で表現することは,職人芸を否定することではなく,むしろ職人芸を肯定することに過ぎなかったりする.そういう意味で,何かを数字を用いて定量的に表現して見せることは,バカに対するハッタリ以外の何者でもなかったりする.

2007-05-11T02:48 なんかで言ってた形態があって,それで実現できる動きがあって,その性能があって,その動きを実現して,その差が淘汰の対象となるというパラダイムが,既に Garland and Losos (1994) で言及されていたという話.やっぱりそこにたどり着くよね.というか,自分でひたすら悩みぬいて思いついた話が既に他人により論文になっていると安心感が違う.

2008-12-16

Firefox 3.1 beta 2 をインストール.Add on のフィードリーダーが使えなくなったので,ついでに google reader に移行.メインマシンとサブノート上での同期をちゃんとしていなかったので何かと問題があったのだが,これで解決.

2008-12-09

ハワイに行くために CV なんかを書いてみたり.

うがー.buildworld に失敗するるるる.

2008-12-08

今日覚えた言葉: alexisomia と alexithymia.それぞれ,入力チャネルと出力チャネルを閉じてしまった状態.つまりは渾沌.

今日のありがたいお言葉:日本はグラマンじゃなくて零戦を作った国だ.で,お前はその国に生まれ育った日本人だ.

家族以外で顔と名前に加え誕生日までもが一致している人間は 3 人しかいない.これがまた別に好きになった女の子というわけでもなく (当然ながら好きになった男の子でもなく),なぜ覚えてしまったのかも分からないが,とにかく覚えてしまったものだったりする.なんでそんな話かといえば,今日はそのうちの 1 人の誕生日だったりする.これまた,そいつの電話番号を知っているわけでもなく,だいたい卒業後はただの一度も会っていないし連絡をとる気もないのだけど,とりあえず誕生日なのでめでたいんじゃないかとは思う.

2008-12-07

2008-12-04T03:01.管理人の管理能力の無さのために早くも崩壊の予感.

2008-12-05

動物の遊泳速度等のデータを網羅的にコンパイル中.文献の数もさることながら,表記どころか実験手法も全く正規化されていないのが非常に辛い.今やってる作業もだが,例の棒状生物の形態解析も同様.死ねる.

2008-12-04

2008-12-04T03:01,何が問題かと言えば,殺伐さが足りない.

何かとアレな非モテSNS.サクラばっかだよ,とかなんとか言われながらその内情は実はよくわからんという出会い系と違い,本当に男しかいないことが丸見えという素晴らしいシステム.要するにコテハンだらけの毒男板・喪男板で,非モテという単語の意味を考えるだけでも参加者のスタンスはメチャクチャ多様だと予想できるが,外から見れば下心丸出しの男の集合にしか見えないというところが,これまた笑えない.まぁ,参加してみたわけだが.

2008-12-02

Cooper et al. Journal of Experimental Biology 211, 1859-1867 (2008). Balaenoptera の前翼が妙に大きいことへの回答.なーる.

もう一枚ディスプレイが欲しい…あと置く場所も.

2008-11-30

いまさらながら結城浩の「数学ガール」と「同 / フェルマーの最終定理」を購入.感想は,ま,読後に.

今日のありがたいお言葉:発生は進化する.

いわゆる機能形態学について,単にその生物のカタチや構造により動きが制限されることを理由にその生物を復元するだけならば,進化という概念は要らない.適応,という概念を組み込んだ場合でさえ,天下り的に最適形状が付与されるというのでは,やはり進化学ではない.そのもの自体がメタヒューリスティックな最適化を起こしている,という点が重要になる.

2008-11-29

犯行予告を blockquote 要素としたらどうなるだろーか.

いや,メイド好きですよ,大好き.お金があればぜひ雇いたい.まぁ,そんな額のお金があったら研究費にまわすけど.

某所から,進化に関するくだらない妄想はいらないからメイドについて語れ,とのお達しががが.

2008-11-28

Systematic paleontology における diagnosis は,系統樹を辿るものではなく,適当な分類樹を辿るもの.系統解析に先立って分かる形質でなければならない.

2008-11-27

いろいろ追い詰められてきたので机の上が片付いてきたという怪現象.怪現象の割によく起こるが.

極端なことを言えば,生物が何かに適応したかどうかは,系統関係とか,そもそも種だのクレードだのといったものの認識に先立って,というよりは無関係に主張することができる.何かに適応している生物を見て,それがそうなった歴史の物語を紡ぐために種とか系統といった概念を使うだけに過ぎない.逆に,生物のカタチなどに何らかの機能を見いだせず,適応ではないと考えるならば,種だの個体群だのといった集合概念を厳密に定義し,系統関係を厳密に推定しなければ理解できない.

2008-11-26

有孔虫の殻のカタチを理論的に生成しようという,Tyszka, J. 2006. Lethaia 39(1):1--12.要するに隣接する apatures の位置,つまり 2 点を基準にして座標決めて 3 自由度の殻の構造を再現したよって話なんですけど-,その座標系っていろいろチートしてませんか?

2008-11-25

H 大理学部図書館の自然科学系の新着図書.異様なくらい恐竜ネタが多い気がする.

Orbital!!

大学生協の科学書のコーナーに「地球はやはりがらんどうだった」なんつー本が平積み.これ,徳間書店の超知ライブラリーという,いかにも怪しいシリーズだったりする.そりゃマトモな科学書のフリをしてデムパ飛ばしてる M 山 S 徳の環境問題本とか,誰とは言わないけど平気で嘘話載せてる某大型恐竜本とか,タイトルからじゃ科学なのかオカルトなのかわかんないこともあるってのは事実.まぁ,中谷宇吉郎大先生のお膝元だというのに E 本の水伝の本を平積みするという前科持ちなので,これはもう最早救いがたい現象としかいいようがない.

2008-11-25T01:15 というのが,おそらく D 論,あるいはその先まで考えたテーマかなぁ,とかなんとか.

適応ってのは,要するに cladogenesis と anagenesis による多様化と,明確な基準のある selection による絶滅の組み合わせで起こる現象で,これのおかげで (良くも悪くも) 進化に物語性を与えることができる.当然,明確な基準もなく絶滅は起こるのだが,そういう明確な基準がなかったことは示せるのか,それが問題になったりする.その背後には,さらにある種の anagenesis が起こらなかったこと,あるいは起こりえなかったことを示す必要も出てきたりする.なんというか,悪魔の証明としか思えないが.

2008-11-23

で,merrell のトレッキングシューズを購入.> 2008-11-22T22:56

2008-11-23T10-31 のつづき.Dollo の法則という,一度消失した形質は再び現れない (と表現すると色々問題があるのも事実),という概念があるが,実際の進化を見てみるとそうでない場合があって,或る形質の発現が別の形質との相互作用で起こったり起こらなかったり,同様に異なる系列で独自に同じ形質が発現することがある.つまり,同じ形質が異なる系列で独自に生じた場合を平行と呼ぶ.逆に言えば,homology と homoplasy は,構成要素などは間違いなく同じ形質であるが共通祖先が同じ形質であるかどうかによって判別されるものである.一方の heterogeny は,そもそも構成要素などが違うので別の形質なのだが,幾何学的に同じであると錯覚してしまう形質,ということになる.

どうも修論を書いている時から指導教官さまと「収斂」という言葉の使い方が違うなぁというのを薄々感じつつ,つい先日のゼミでも苦言を呈されたので Desutter-Grandcolas et al. (2005) を読んでみる.おそらく,高校の時から教科書としている Wiley E.O. 他著,宮正樹訳の「系統分類学入門」(どうやら絶版.元の pdf が公開されている) の影響じゃないのかなぁ,という感じ.Wiley は,基本的に形質が相同形質なのかどうなのかってのは分かんないから,とにかく系統解析して変換系列とか分岐のパターンを見て収斂か平行か決めよう,と言っており,基本的に自分はこの考え方で喋っていたわけだ.ところが,実際にはデータマトリックスを作る時点で対象の生物を形質の集合に分解しているわけで,つまり,系統関係の推定に先んじて異なる生物の形質の同値性について議論をしてしまっているぞ,というのがDesutter-Grandcolas 他の言い分 (この発想の基礎は Petterson (1982) から出ている).結局,データマトリクスを作るという作業自体が homology かもしれないものと heterology というのを分けている,ということ.Wiley らは Hennig の補助原則を「対立する証拠がない限り,つねに相同性を仮定し,収斂や平行は仮定してはならない」と表現しているが,データマトリクスを作り上げ解析を行うという段階では既に heterogeny に基づく収斂という概念は排除されているのだから,「対立する証拠がない限り,つねに相同性を仮定し,平行は仮定してはならない」と表現されるべきだ,というお話.

2008-11-22

今シーズンくらいもつかなー,と思っていたトレッキングシューズなのだが見事に浸水する.新調せねば….

相変わらずぶっとんでる O 山大の某セミナーの宣伝.よくわからないけど,「オオタバコガ」は「ホテルニューコシガヤ」的発音で読めばいいんだろうか.

2008-11-21

ミクロな視点で分析,というのも重要だが,そのミクロな構造がマクロな構造にどう関わるか,という視点も重要.

2008-11-20

実のところ,paleobiology は最終的に word + excel + eps で提出しなければならないので,latex で書く意味はなかったりする.なんだかなー.

現実逃避半分で,激しくスパゲッティな paleobiology 用 *.sty を作ってみる.フォーマットが整うと妙に仕事が捗ったような錯覚にとらわれ俄然やる気が増すという謎.

2008-11-19

さて,ロングコートの出番だ.

もうね,どこの学会とは言わないけどさ,あんなゴミカスみたいな話が受け入れられるところとか正気じゃないと思うよ.

所詮,PAUP だの何だのを使ってできることなんてデータマイニングに過ぎないのですががが.

要するに,半順序集合上の要素を比較する方法ってのが適切に理解されていないとでもいいますか.

[全ゲノム解読計画の副産物として現れる,遺伝子が何割似ている,というナンセンスな言い回しへの対策コピペ,その 2] A, B, C, D でトーナメント方式の 3 試合を行い,以下のような結果になったとする: A ○-× B; C ○-× D; A ○-× C.このとき,1 勝 1 敗の C が 2 勝 0 敗の A の次に強いかどうか,言い換えれば 0 勝 1 敗の B より強いかどうかは,戦ってみるまでわからない.

[全ゲノム解読計画の副産物として現れる,遺伝子が何割似ている,というナンセンスな言い回しへの対策コピペ,その 1] A の遺伝子が {a1, a2, ..., a10} の 10 コあるとする.それに対し B の遺伝子が {a1, ..., a6, b7, ..., b10},C の遺伝子が {c1, ..., c5, a6, ..., a10},D の遺伝子が {a1, ..., a4, d5, ..., d10} だとする.このとき,B, C, D の A との類似度は,見ての通りそれぞれ 60 %, 50 %, 40 % となる.A と B が最も似ていると言うことに異存はないだろう.問題は C と D のどちらが A に似ているかである.D には A にも B にも共通する遺伝子が 4 つあり,一方の C は 1 つしかない.したがって類似度の低い D の方が近縁という結論に至る.

2008-11-18

ネッシー研究家ってのは,ネッシーの研究ではなくて,ネッシー以外の全てを研究する人のこと.

医者じゃない人間が安易に診断をするのは不適当だが,救急車を呼ぶべきかどうかについては安易な診断に頼らざるを得ない,というのは非常に悩ましいところ.救急活動だって有限の資源を使っているわけだが,呼ぶべきところを呼ばずに最悪の事態を迎えることを回避するという意味では呼ぶべきだろう.ただ,そういう考察無しに緊急事態下で活躍 (119 番通報) していることに妙な満足感を見出していることが見え透いた場合,とりあえず殴り倒したくなる.

2008-11-16

残る海岸線沿いの道は,浜頓別-網走 (R238) と,標津-厚床 (R244),室蘭-登別 (R36)の 3 箇所.んーむ.

サークルのイベントついでに函館までドライブ.行きは R5 で 300 km ほど,帰りは R229 で 560 km ほど.

2008-11-14

なんつーか,自分のしたいことは paleontology そのものじゃなくて,paleontology engineering だったり,そのための paleobiology だったり,そーゆーことなんじゃないかなー,とかなんとか.

2008-11-14:T02:58 の続き.Paleontology の原義が過去の存在を記録する分野だとするならば,その生物としての特性を明らかにする分野が paleontology ではなく paleobiology と呼ばれる分野に属すること,Journal of Paleontology が記載専門,Paleobiology がその他全て,というのは非常に納得できるお話.また,1876 年以来のデューイ十進分類法において,paleontology は geology (550) でも biology (570) でもない領域 (560) を割り当てられているというのも頷ける.ただし日本十進分類法では 457 で,450番台の地球科学の一分野として扱われている.

2008-04-17T05:30 あたりで言ってた,古生物学が paleontology である理由についてのアレコレ.Ontology を哲学領域として解するならば存在論であり,根源的な存在とは何かを問う学問領域である.転じて,実際に何が存在するかを明示する作業ないし学問領域というのが生まれる.同時に,何が存在するかを明示するための方法を開発する必要も生まれる.この先鋭的な例が,計算機にも「理解」できるような手法 (システム) を開発するオントロジー工学であり,それに基づいてオントロジーを構築する.そういう意味で paleontology は過去に存在したものを記載していく学問領域と解釈できる.単純に過去に存在したもの,と言った場合には過去に存在した非生物も paleontology の対象になりそうなものだが,おそらく,生物に限っては死という現象によってあからさまに過去と現在を分断できるという意味で (例えば岩石は過去に於いても岩石だったので),paleontology の対象は古生物に限られる.

2008-11-13

ブラックボックスという概念について,外から中を見ることができないクセに入力とか出力って概念があるわけで,これは結構妙な話.システムの内部から見ると入力とか出力とかないよって話はオートポイエシスの概念を踏まえて主張されるが,ではシステムを外部から見るとどうかというと,入力と出力はあるけど内部なんてものは無いんじゃないかと思ったり.見えてるのはインターフェイスだけなんだから当然といえば当然ではある.

所属する講座が「地球惑星物質科学講座」から「地球惑星システム科学講座」になって久しいが,結局「システム」って何よ?という話.大して新しいことを主張するわけではないが,システムというのは要するに「ブラックボックス」に他ならない,と勝手に定義してみた.既に存在しているとしているブラックボックスを理解する分野がシステム科学であり,新たにブラックボックスを開発するのがシステム工学.当然ながら,ブラックボックスを理解する手法というものもまたブラックボックスであり,その理解や開発もシステム科学や工学の範疇であるという具合.確かに地球惑星物質科学分野と地球惑星物理学分野を統合して新名称にしようとしたら地球惑星システム科学になるかもしれないけど,それって地球惑星科学でも大して変わらないよね,などと言ってしまっては身も蓋もないか.ま,システムという概念を意識して考えるのは悪いコトじゃないだろうが,それが大学院の講義のレヴェルで適切に指導されているかというのと,これは大いに疑問.

2008-11-11

mindmap にしても KJ法 にしても,なんでこうも縄張りの主張が強いのか.どーせ「考え方」なんつーものは更新されるもんだ.高橋メソッド とか べつやくメソッド くらいのノリでいいじゃん,とか言うと知的財産がらみの方々がうるさいんだろーなー,とかなんとか.

2008-11-08

話の筋がふらふらしてしまったが,要するにテキトーに拾ったサンプルが静的な状態からのサンプルだと主張するための前提条件とか,その条件の妥当さを説明する事実とか,それって何?という話.なんか混乱してきたのでひとまず放置して本業に戻る (ことができたらいいな).

それなりに巨視的なスケールの標本が手に入れば平衡状態かどうかというのは判別できるんじゃないかと楽観視してみるとして,絶望的なまでに標本数の少ない化石を手にして「これは**に適応していたんだよ!」では「な,なんだってー」としか返しようがないような気もする.そういう意味では断続平衡ってのは非常に便利な発想だと思うのだが,どうにも腑に落ちない.

やっぱり生態屋さんにはそういう概念があったらしい > 進化力学系の平衡状態の分類

進化の話で「平衡」という単語を出すと,どうしても Gould のいう断続平衡 punctuated equilibrium が連想されてしまうのだが,アレは平衡というよりは静的な状態を指しているような気がする.問題としているのは,anagenesis は準静的過程なのか非平衡過程なのか,それを見分けられるのかということ.

2008-11-07

例えば,地質学的時間スケールという密教用語を使って,非平衡な期間を排除し,終端の平衡状態だけを考察しようとするのは妥当かという問題.高解像度で解析した場合,それでも非平衡な期間を無視することはできるのか.

或る生物が或る特定の環境に適応した,と完了形でいう場合,それは平衡状態の場合を指すと思うのだが,では平衡状態と非平衡状態はどうやって見分けたらよいのだろうか.

たぶん,メタなところに行きたがる癖がある.

2008-11-06

過日,某同僚と話していて至った結論として,新たなパラダイムを採用することで古いパラダイムの下で生まれる命題が片っ端から棄却されるという場合と,その一部のみが棄却される場合,というのは分けて考えないとマズイ.特に後者は,古いパラダイム下で生まれた真である命題が棄却されないことがあるがために,新しいパラダイムを採用するものの,古いパラダイムを無闇に否定する立場に対しては批判的であるがために,古いパラダイム下で考えているかに見えてしまうという場合がある.そういう意味で,プレートテクトニクスをめぐるアレコレで批判されることのある某 M 先生は,多少の政治的問題はあったにせよ,実はそういう立場だったんじゃないかという予想してみたり.

2008-11-04

某博士論文を読むに,ついに例の棒状生物の尾椎に何かヤバイものを見つけてしまったらしい.やっぱりそこにあったか.さっさと論文書かねば.

雪が降った + タイヤがすり減ってダメポ,ってことで今期は自転車終了.

2008-11-03

どうしてこう,古生物系の雑誌ってのは tex 使おうって発想がないのかねぇ.

ついに天気予報に雪だるまマークががが.

2008-11-02

某新作 RPG の紹介文を読んでいたら「**と呼ばれる世界にある…」とかなんとか.自分の住んでいるセカイに名前をつけることがあるとすれば,それはそれと同等の別のセカイがあることを認めた場合じゃねーの?つーかその場合にだって,全集合にわざわざ名前をつけるか?という,まぁそれだけの話.

寒いので,お手製甘酒一号 (といっても,酒粕を薄めて温めて味付けるだけ).美味い.

某掲示板定点観測所だより番外編:あまり難しい話ばかりでは引かれてしまうので(笑)

2008-11-01

せっかく家にいるのだから料理くらいしよう,ってんで久しく開いてなかった料理本の通りに作ってみたらメチャクチャ美味かったり.

他人の自転車にイタズラするしかできないクズ野郎とか,死ねばいいのに.

2008-10-31

凹むなぁ > DC2

今日の迷言:trick and treat!

今日の教訓:値が無いことと,変数が無いことは明確に分けなければならない.

で,どうでもいいツッコミではあるんだけど,犬の足跡ってああいうものだっけ?>俯瞰風景

ついカッとなって Evangelion: 1.0 / 1.01空の境界 第一章 俯瞰風景 の DVD を借りる.前者は映画館で見たけど,後者を上映してるところは限定的ということで初見.前者は工場マニア,後者は廃墟マニアの匂いがする映像.あまり映像作品てものに縁が無い生活をしている人間の感想として,どうもこのシーンだけ撮りたかった/描きたかったんだろーなー,というのを感じてしまう.作者が全編こだわってるうちで私が一部のみに関心を寄せただけなのかもしれないけど,そういうところとそうでないところの落差ってのが激しいというかねぇ.これが例えば音楽だと,このフレーズだけやりたかっただけだろーとかいう感想はあまり沸かなくて,全編聴かないとその曲の良さってのがわからん,つまり全部が良くないと良い曲には思えないのだけど,映像だと,このワンシーンだけでいいんじゃねーの? とか思えてしまう.まぁ,そのシーンだけ切り取ったらやっぱり駄目なシーンでしかないので全体を見ないと意味がないのだけども,逆に言えば,映像には全体の中でそのシーンが特に重要というのがあるけど,音楽にはそういう部分が希薄というか.まぁアレだ,ラスト付近のベッドで横になった式の表情 (つーか髪) が気合入りすぎでしょ,ということで.

2008-10-30

先週よりは良くなってるようですからもう 2 週間だけ様子見てみましょうか.いや,まぁそういうものなんでしょうけど.集中力が持たない.

さて,ケータイが行方不明なわけですががが.

2008-10-29

あまりにも寒いので灯油ストーブ点火.去年の油だけど.

そして Human Nature つながりで Miles Davis の You're under arrest を引っ張り出す.

某ポイントが貯まっていたので Michael Jackson の KING OF POP - JAPAN EDITION を購入.人気投票モノなので超有名曲ばっかなので「にわか」はコレで大満足.小学生のころとか,マイコーとは知らず地味にどこかで聞いてたりするからなー.刷り込まれてる.

after

before

2008-10-27

そして散々迷った挙句,つーか丸々 2 週間も悩んでいたわけだが,結局ポチる.

独り暮らしを始めて 2 年くらいはこまめに家計簿をつけていたものだが,慣れというか何というか,いつの間にかドンブリ勘定に移行.さすがにそりゃーマズかろうってんで 8 年目にして久々に家計簿をつけ始めたわけだが…なんだこのエンゲル係数の高さは.

2008-10-26

さて DVD でも借りて見るかなーとか思ったものの,相変わらずスツールに座っての生活ゆえ落ち着いて見れない.まったくどーしたものか.仕方ないので部屋の片付けでもして気を紛らわそうかと思ったが,先々週に片付けたばっかりだったり,それでなくてもモノは少なめだったりするので,あっという間に終了.むー.

テレビを見なくなって久しい oanus さん.動画の類はパソコンで見るもんだと思い込んでおり,しかも家にはワンスピンドルのノートパソコンしかない.さーてどうしたものかと思ったが,よくよく机を見てみればそこには XBOX360 が.STG 専用マシンと化してたヨ…

2008-10-24

どうして図書館の本に書き込みをするのか.どうしてそう言うヤツに限って的外れなところに下線を引くのか.答えは,馬鹿だから.

アカウントハックとか面倒くさいコトしないで OS を上書きインストール.

結局,連休の予定が連休にならなかったのでした.40 時間も休んだと考えると気が狂う.

今日の結論:休むことは,それが目的になると救いがたく苦痛.

ある意味,日曜日を発明したキリスト教は (リア充的には) 天才.日曜日嫌いだけど.

平日昼間に何もしないで寝てるってどうしようもなく苦痛だなぁ.

お腹の調子が悪いってのも腰椎・仙椎まわりの神経触れてるせいだったりします? > 主治医

思い起こせば,小学校の頃から「暇だ暇だ」と愚痴ては親を困らせる子でした.そんなところにワーカーホリックの芽が.

どこか旅に出るにしても,そもそも出歩ける体ではないというのがどうしようもなく致命的.

痛みの分布やらラセーグ徴候的なものやらから察するに S1 か S2 がやられている予感.

2008-10-23

それにしても北海道は送料が高くつく(離島だから仕方がない).

家にあまりにも何もなさすぎるので学校に本を取りに行って愚痴たところ,それは家じゃない,との至極真っ当な意見を頂戴する.

坐骨神経痛じゃねーの?との診断.

宣言の翌日にして禁断症状.おわっとる.

というわけで,しばらく急用はなくなった.暇ではないし,こういうタイミングで遊び呆けるとボディーブローのように効いてくるに違いない.しかしこういうタイミングでなければ休みが取れないのもまた事実.もっとも先日,風邪をひいたので 3 連休というのがあったにせよ,ここ 2 年は休みらしい休みも取っていない.というわけで,勝手に連休宣言.とはいえ,どーせ病院に行くとかその程度しかできないに違いない.旅行に行きたいと口走りはするが,そんなお金も精神的余裕もないし,仮に旅に出たとして徘徊老人と変わらないようなコトして何か変わるとも思えず,結局行かないんだろーなー,とかなんとか.

ちなみにゼミのネタは Schafer and Graham (2002) ですた.

ゼミ発表終了.いつも通りグダグダとの評.まぁ自分でもそう思うくらいだし.

2008-10-20

ゼミで喋るというので安易に統計ネタを選び出してみたものの,いつの間にか某ノーベル賞ネタに辿り着いてしまって軽く引いた.

2008-10-19

一日の 1/3 は寝るんだから寝具は適切に選ぶべきだ,という説が正しいならば,一日の 23/24 を椅子の上で過ごしている俺は学校の椅子も適切に交換するべきだと思う.もちろん,一日の 1/3 を布団の上で過ごすような生活に改めることの方が重要だとは思うが.

levino より spina かねぇ.

某掲示板定点観測所だより:科学に必要な精密さに、大いに欠けるよね.それはギャg (ry

2008-10-17

外側から見れば同じという意見が真である場合もあり,それは内側から見る場合にも参考にすべき情報かもしれないが,そうとも限らない.外側から見ていることは,決して大局的で適切な観点で見ていることを意味するわけではない.また,自分が外側にいると考えてもよいが,自分が内側にいないと考えるコトは極めて危険.私が嫌いな人間は,往々にしてこの考え方がごっそり欠落している人間だったりする.

ゴミの始末完了.二畳か三畳分くらい広くなったんじゃないだろか.

2008-10-16

来週のゼミで論文紹介をすることになったが,それまでに論文を読み切る余裕がなさげ.かなりピンチ.

もしかすると,Shatsky Rise.

2008-10-14

もしかすると,K/T.

どこをどう好意的に評価しても空気読めてないお馬鹿さんが養老孟司のアレを読んでいるというのは何かの冗談だろうか.

こないだのゼミ後の話.例によって例の如く,お前さんの研究は世の中に貢献するのかね,物質的にじゃないにせよ何か日常レベルの教訓てのは得られるのかね,というツッコミが入る.えー,そりゃー難しいですねぇ.

ThinkPad X200s.ちゃんと X シリーズっぽくて悪くない.つーか未だに X22 なんで,何を見ても大抵のものは悪くない.むしろハードよりもソフトを揃えるのが大変という話.それも,モバイル環境以前に,メインのデスクトップ環境.そろそろ Office 2007 的ファイルに対応しなきゃいけないとか,OCR ソフトもあると便利だろうなぁとか.

21 時に寝て 3 時に起きる生活.悪くはないが,いろいろアレ.

2008-10-13

ちなみにこのスツール,フライパンの油に火がついてしまった場合に消火用の蓋として使える超スグレモノだったりする.いや,ただのスツールなんだけど.

大型ゴミの手数料に 3200 円.捨てるのが面倒くさいってんで 2 年以上溜め込んでたりするくらいなんで,むしろ安上がりというべきか.独り暮らしなのにワーキングチェアを 2 台捨てる奴なんてフツーいないだろうし,そりゃー電話越しの受付嬢 (?) が「家庭ゴミですよね」と聞き直すのも無理は無い.てなわけで,新しいイスを調達しようという話.家にいる時間と学校にいる時間を考えると,どう考えても学校の椅子を交換したほうがいいような気がするが,それはそれ.てなわけで東急ハンズに試座しに行ったものの,あんまり種類がない.さすがに 10 万を越えるのは無理だろー,とか思いながら一応 Aeron Chair とかには座っておく.悪くは無いが,何か違う.一番良かったのは ITOKI の COPEL.これぜひ学校で使いたい.きっと仕事が捗る.ではなくて,家用.ステレオの前でぐで~んと仰け反れるようにヘッドレストとアームレストは欲しい.が,店にはベストなのが無い.まぁいいや,ってんで家に帰って web を見るに ITOKI の Levino がよさげ.お前は ITOKI の回し者か,と言われそうだが,実際 COPEL が良かったんで,同じ会社なら設計思想とか同じだろー,とかいう安直な妄想.で,お金をどうするのか.ちなみにこの記事,ホームセンターで 1000 円くらいで買ったスツールに座って書いていたりする.

今週の目標:片っ端から捨てる.

2008-10-12

銀河婦警伝説サファイアの音楽を垂れ流していたら「昔 F-1 ので流れてたやつ?」なんつーコメントをもらう.そーか,そー聞こえるか.そー聞こえんこともないか.そーか?

2008-10-11

引っ越してきて 5 年目,家賃が 1000 円/月 安くなった!!

ちなみに2008-10-11T10:48の最後のスライド,何を隠そう 2008-08-06T16:49で紹介したアレのレヴューへの繋ぎだったりする.

2008-10-10T23:56 で言ってたプレゼンの資料.勢い余って pdf を公開してみる.反論,苦情等ありましたら,私のメールアドレスを探すなり mixi 経由なり,他所に晒すなり,テキトーによろしく.

某掲示板定点観測所だより:絶対儲かるよ,とか言う割には,データを欲しがるような人々の性質も,データを生み出すためのコストも,この手の研究費の出所も,何も考えていないとしか思えない.それで,あんたら研究者は社会のことを知らなさ過ぎる,とか片腹痛い.

形質行列を作り変えて系統解析結果が変わったというとき,それが行をひとつ増やしただけである場合と,列をひとつ増やしただけである場合,果たしてどちらが意義があるだろうかという問題.直感的には,単にデータを増やしただけでなく,ものの見かたを変えたという意味で後者.

2008-10-10

いつもの研究グループ向けではなく,他の研究グループにも向けた講座全体のゼミで喋る.しかもよりにもよってテーマは「パラダイムシフトと異端の学説」で,自分の割り当てが進化論.いや,好きでやってるんだけど.結局 Aquarboreal Ape Hypothesis をネタに,最終的には Gould & Lewontin, 1979 の適応主義のネタで落とすという,それなりに無難な話.いや,人類の進化自体に答えを与えないという点では全然無難ではない.大半が地質屋で,進化そのものを誤解してそうな人々が集まっていたので,時間がないにも関わらず色々話を詰め込みすぎたかなという感じ.そういうつっこみもあったし,まだ若くて覚えたことを何でも喋りたがるお年頃なのね,結局喋り方の問題よね,といういつも通りといえばいつも通りの結論.

2008-09-30

Mahnerm, M. & Bunge, M. (著), 小野山 敬一 (訳),「生物哲学の基礎」, シュプリンガー・ジャパンFiller, AG. (著), 日向やよい (訳), 「類人猿を直立させた小さな骨―人類進化の謎を解く」, 東洋経済新報社を購入.後者は人類の進化のみならず,動物の進化一般や哲学的な領域について非常に示唆に富み,かつ読みやすい良書.

セルフのガソリンスタンドでホットフュエリングする女に遭遇.免許取り上げてしまえ.

昨日は調査で某 B 唄市の山中へ.巨皪だらけで歩きにくいことこの上なく,かつてないほどの疲労.まだだるい.おまけに若干の寒気.街はすでにダムに沈み,周辺には民家などの痕跡すらないというとんでもない場所だが,沢の最上流近くに擁壁が残るあたり,全盛期の炭坑の街のバイタリティにドン引き.より正確には,それが廃墟になっている,というあたりか.

2008-09-28

地質屋に匹敵するかそれ以上の時空スケールを扱う天文屋さんだが,およそ視覚だけに頼っていそうなあちらの人々は一体どうやって時空スケールを認識しているのか.コッチ側の人間として,謎.

地質学的な時空スケールというのはどうしたら理解できるか,という話.よくある地球の歴史を1日に置き換えるとか,地球をリンゴの大きさに例えるとか,確かにそう例えるしかないのだが,あれは必要な喩えではあるけど,足りるとは思えない.何も考えずに一秒過ごすように,水を飲まずに丸一日を過ごすこともできてしまうし,リンゴ一個は一食分に足りるかも怪しい.毎日ひたすら歩いて地質図を書いてはそれを世界地図に落とし込むとか,ひたすら柱状図を書いては地質年代表と対比するとか,そうやってさんざん苦労して自分が体験できることがどれだけ小さいか,ということを感じられるかにかかっているような気がする.

2008-09-27

子供 3 人が高校を卒業しそれぞれが独り暮らしやらを始めて以来,なにかとあちらこちらに旅行に出かけるウチの両親.ケータイの使い方をマスターしてからはご丁寧にわざわざ旅行先の写真を送ってきたりする.今回は中国-近畿方面に向かったようで「ひこにゃん」を撮って送りつけてきた.そのころ息子はというと,羽幌で熊に吠えたてられ,暴風雨の中サロベツで車中泊をし,納沙布岬のうに丼屋で「ひこにゃんもどき」を眺めていたのであった (当然うに丼など食べていない).

そろそろ冬靴をどーするかなーとアレコレ物色中.この 5 シーズンほど,NIKE ACG の Air Zoom Tallac を 2 代ほど履いてきたのだが,いよいよこのブランドが消滅したらしい.さてはて.

2008-09-18

今日の名言:常識は大切なので家の戸棚にしまっておきました.

2008-09-16

相談できる人間がいるかどうかってのは,それが軽いことでも重いことでも,致命的ですよね,というアレやコレで浮いたり沈んだり.毎度書いてることではあるけど,話をする上で謙虚さというのは非常に重要.ただそれが度を過ぎて卑屈になってしまうのも問題.(自分が悪い?→相談できない→鬱) → 自分が悪い? という無間地獄.まぁなんと言いますか,いろいろ救われてますなぁ,と.

2008-09-15

2008-09-15T14:40 の続き.いろいろと妙なインデクスを発明してみては有意差は無いよと言っているのだが,話の前提として Ornithodira と Crurotarsi で占有していた Morphospace が違うって言ってる時点でイミフ.原因はそこじゃないのかよ,と.

Brusatte et al. (2008) に対する 科学ニュース+ 住民の反応.ノイズは多いが,概ね間違ってはいないと思う.要するに,論証方法が正しくない

2008-09-13

要するに,この半年で何一つ進歩がないし,歩を進める意志が無くなっている,というところまでは分かった.もともと無かったような気もするけど.

2008-09-12

kitaca に sapica ですかい.最初から統合してくれりゃもっとみんな使うだろ―に.

2008-09-11

そういや今日は 9.11 だったよーで.高卒後のプータロ 2 年目のときのことですな.思えばテレビを見なくなったり新聞を購読しなくなったきっかけが,まさにコレ.この頃,受験対策と称して英字新聞を購読していたりしたわけだが,この日以来,毎朝 Bush か小泉の顔,そして大本営発表のみ.イスラム圏からの率直な感想など聞こえもしない.という具合に,いわゆるマスメディアってヤツの偏りを痛感したわけである.もっとも,毎度書いていることではあるが,個々のメディアが偏っているのは仕方のないことだし,歪みのないメディアなんて期待してない.むしろ,自分の行けないところの情報を拾ってきてくれるジャーナリストという役は間違いなく必要なものである.問題は,個々のメディアの歪み方というものを見抜けるかであって,そのためには可能な限り多数のメディアから情報を得て,可能な限り多数の他人の意見を参考にして,そのフィルタを推定し,フィルタの向こう側を推定しなければならない,というのが自分なりの結論.ついでに言えば,情報源は,(見かけの) S/N 比が高いことよりも,意見の多様度が高いことの方が重要.

世の中には,意図的なデザイン無しに複雑な秩序が生じることが信じがたい人と,意図的なデザインによって複雑な秩序が生じるものと信じられることが信じがたい人がいる,ということらしい.

2008-09-10

某掲示板定点観測所だより (番外編):そこで古典ラテン語原理主義かよ!むしろそこからプセウド(ry

2008-09-09

科学ニュース+ にまさかの有孔虫ネタ.誰かと思えば光速で LAN ケーブルを抜く御方.

2008-09-08

某掲示板定点観測所だより:相変わらず science と engineering の境界がオカシイ気がする.物理屋さんを敵に回してることに気づいてない.…機能形態学,というか適応主義ですね,わかります.

2008-09-07

某所を中心とする脳内地質図的な何か.地質図として最低限の体裁すら整えていないので他人にはまるで理解できないと思うが,とりあえず個人的な作業記録ということで.某同僚の言葉を借りるならば,地質図は思想

2008-09-06

さて,学校に来たら E 缶が置いてあったわけですが.

2008-09-03

昨日の歩数 (2008-09-02): 6025

2008-09-02

昨日の歩数 (2008-09-01): 6733

2008-09-01

昨日の歩数 (2008-08-31): 2839 + 自転車でそれなりに.

2008-08-31

昨日の歩数 (2008-08-30): 6198

2008-08-30

昨日の歩数 (2008-08-29): 13881

2008-08-29

ある意味,初志貫徹,という概念がごそっと抜け落ちているのが致命的.

何しろ判断基準がないのだから,積極的に他のことをする理由がない.現状維持する理由というのも大してあるわけではない.問題は,サイコロを転がした結果に従う,という変化すら面倒くさいと思っていること.ルールが天下り的に決められてしまったどうしようもないことならともかく,その決心を覆す決心が可能というあたりに,決心することのナンセンスさを感じているのかもしれない.そういう意味で,超保守的.

基本的に思考がブラックリスト的.最善であるものを具体的に想定できない.必要条件を挙げることはできるが十分条件を挙げることができない.必要条件を満たさないものは,もはやどうでもいいものなので,さっさと無くなって欲しいと思っている.

たぶん,それなりの装備を用意してもらった上で砂漠の真ん中まで送り届けてもらったようなもので,想定できる限り最悪のコトは選ばないまでも,どっちに進んでも砂漠は砂漠という意味で積極的にどこかに向かうでもなく,とりあえずそこに立ち続けているような状況.

昨日 (?) の歩数 (2008-08-27, 28): 14018

2008-08-27

首の皮一枚で助かった.

昨日の歩数 (2008-08-26): 6568

2008-08-26

今日の怪情報: 某 K 子さんがまた海棲爬虫類本を書いてるってホントですか.

もう酒は飲まない.

昨日 (?) の歩数 (2008-08-25): 6002

昨日 (?) の歩数 (2008-08-24): 3370

2008-08-24

たぶん,毎朝学校のメインストリートを往復するとか,10 階までエレベータ使わないとか,それくらいの運動はしないとマズイんだろーなー.明日からやる.

昨日の歩数 (2008-08-23): 6890

2008-08-23

レンコンと豆をセットで販売し,小女子を焼き殺す実験.

今日のいまさら話:科学的な活動の成果に基づいて推論するだけでは,足りない.

昨日の歩数 (2008-08-22): 7882

2008-08-22

昨日の歩数 (2008-08-21): 4458

2008-08-21

万歩計購入.目標は 5 kg 減.

2008-08-20

vista x64 + firefox 3 でシームレス地質図の zoomview 版を読もうとすると DEP が機能して強制終了.J-Geoview なら読めるが何とも使い勝手が悪い.

2008-08-19

で,講義後は小林峠-幌見峠を通って帰宅.いかにも峠走ってますってよーってな車にピッタリくっつかれて若干イラッ☆対向車来なくて助かった.

集中講義@東海大学で An Inconvenient Truth を観る.思いの外 Al Gore せんせーがマトモなことを言ってたことに感心.アレを観ることでむしろ懐疑派というか猜疑派が騒ぎ出すんだから,もはやどうしたらよいものやら.Al せんせー見習って,地道に敵の分析をして普及活動するしかないんだろーなー.

2008-08-15

今日のありがたいお言葉:金のない奴は知恵を使え,知恵のない奴は金を遣え,両方ない奴は我慢しろ.

で,ポニョ.たぶん世の自然史系博物館の泥盆紀コーナーに軒並み「あのポニョにも出てます!」の POP が踊り狂うくらいの祭.特に触手系エロアニメで無いにもかかわらず登場するメクラウナギは要チェック.全コノドント屋が泣いた (嘘).一方,頭足類屋は (略).多くの脊椎屋はあの船のカタチと動きを見てしたり顔でほくそ笑むのだろうが,その傍らでウチの研究室の人間は抱腹絶倒.LoRI たん大勝利.

某掲示板定点観測所だより:あらゆる生物を紹介しているので監修者は立ていません。ですから基本的にスタンダードな見解だけを紹介しました。なるほど、分かりやすくするためには、こういう配慮も必要なのですねえ。 なるほど,分かりやすく書いても,曲解されるのですねぇ.

某掲示板定点観測所だより:貴方お一人で、何か壮大な物語を造ってください。是非そうしたいですね。 それはギャグで言っているのか (AA略

2008-08-14

某掲示板定点観測所だより:まさかの管理人による削除.ポニョを観に行っていたので,残念ながら事の顛末は不明.もともと建設的じゃないんだからわざわざ修正する必要もないだろう.削除依頼に応じるくらいなら,さっさと某 R をアク禁にするか,掲示板自体を廃止すればいいのに.

プロトセイバー JB 以来の愚行

某掲示板定点観測所だより:例の記事は削除されたらしいので察するのみだが,自分が知らない他人の知識を些細な問題をつつくイチャモンと一蹴,といった様子.ひどい話だが,いつも通りといえばいつも通り.毎度9割9分とか出てくる腐った乱数発生装置もさることながら,相変わらず物事の真偽は多数決で決まるなどと思い込んでいる可哀想な頭の持ち主というのもかなり悲惨.

某掲示板定点観測所だより:実際にモノを見ず,他人と用語の使い方を合わせず,脳内世界をそのまま垂れ流せる人間は無敵.仮想敵であろうボストン在住の某も同様に無敵の人なので,ああいう術語は使えないと思う.索敵能力が甘い.

研究室総出で巡検つーか調査つーか.今年の B4 の片方は絶望的ですなぁ.超時空シンデレラ的な意味でイラッ☆

2008-08-08

零・超兄貴.なんで PSP かなー.

ヘルニアがやばい.歩くと響く.歩きたくない→帰らない→座って寝る→悪化する,という流れ.

2008-08-07

週末から巡検,ということで先に荷物を送りつけたのだが,うっかりその荷物の中に財布を同梱.さて,週末まで一文無しだが,生きていけるか.

last.fm で色々聞けるようになったというので再び foobar 2k + audioscrubber からデータを飛ばし始めてみたり.

2008-08-06

M 山 S 徳の本を眺めてみたのだが…何言ってるんだろうこの人は.

1996 年の ig-Nobel 生物学的多様性賞受賞作,岡本 (1983) の pdf

2008-08-03

軟体動物の資料集め中.やはり骨のない生き物は性に合わない.ただしウミウシを除く.超ラブリー(死

2008-08-02

まだオープンキャンパスの準備中.やはり相手の知識量や思考力の見積もりが無い状況では,どこまで準備をするべきか答えを見出し難い.

2008-08-01

学食でレアチーズ鯛焼きを食す.確かにレアチーズだが,生ぬるい.不味くはないが,狂ってる.

2008-07-31

たとえばタンポポは“黄色い花”を属性として持っているのであって、“花の色”を属性として持っているわけではありません。 E.O. Wiley, D. Siegel-Causey, D.R. Brooks, and V.A. Funk 著,宮正樹 訳 (1991),系統分類学入門 ―分岐分類の基礎と応用―,文一総合出版.…腑に落ちない.

自然選択というやつは,客観的な基準で起こるかもしれないし,恣意的な基準で起こるかもしれない,というのは昔からグダグダ書いている通り.いわゆる Dual Inhertance Theory と呼ばれるアレ.生態や行動を観察することで他者の恣意的な基準を推定しよう,というのはフツーの科学のはず.「システムの継続」を考えると,その基準は表現型的な何かとして扱ってもいいと思う.表現型的な何か,というのを正しくはどう呼ぶべきか知らないのだが,遺伝子や環境の影響が小さいという意味で,いわゆる表現型というよりは文化的なものなので,あえて既存の (しかしマイナーな) 用語を使って呼ぶなら memotype といったところか.個人的には memotype という概念はあってもいいと思うが,meme は不要な概念だと思う.という長々とした前置きの上で,進化心理学の批判.ヒトの心理 (というか恣意的判断基準) は間違いなく進化してきたものだし,その理由を過去に求めるという発想自体は妥当だろう.ただし,現生のヒトの心理だけを見て,比較すべき他の種の心理もわからない状況で,共有派生形質などという概念もないままに過去を復元するなど,進化学をバカにするにも程がある.

2008-07-30

ここ数年の論文をぱらぱらとめくっただけだが,軟体動物の大分類があまりに混迷を極めていることに噴いた.

8 月 3 -- 4 日の2008 北海道大学オープンキャンパス理学部 自由参加プログラムで何かをカツカツやる予定.

今日覚えた言葉: adaptationism

2008-07-29

TF6 on PS2 の音楽は TAMAYO 担当らしい.な,なんだってー.

2008-07-26

そしていつも通り週末の手持ちブタさん.

学科の図書館が休みゆえ読みたい本が読めない.うがが.

2008-07-24

誤解を招いてしまったよーですので弁明.2008-07-21T22:59 について,構造主義的でイマニシズム的な人というのは決して U さんのことを指して言ったことではないので,そこんとこひとつよろしく.むしろ基本的には U さんの話に同意するところが多く,単純に自分の言葉に噛み下した立ち位置の表明だったりします.まぁ,その噛み下し方がやばそうという指摘があるのかもしれませんが.

夜食に,かわいいかわいい後輩からもらった変態もとい変身ラーメンを食す.…豚骨から醤油豚骨て,変身つーより合体?ここはひとつ,次回作は味噌から塩くらいの変化を遂げていただきたく.

2008-07-22

「ルールデザイナーまたは他プレイヤが提示したルールからプレイヤが最適解を求めようとする」という関係が成立する時、それはゲームだと言える。定義「ゲーム性」 - うさだBlog / ls@usada's Workshop

ミトコンドリア・イブ説にはどういう意味があるというのだろうか。実を言うと、「たった一人の女性から全人類が生まれた」という根本的誤解に勝るようなインパクトのある意味はない。 wikipedia/ミトコンドリア・イブ, 2008-07-04T03:39

どうしてこう某大某学部の事務は無能なのか.

2008-07-21

あからさまにおかしな異説を笑うとき,異説が異説であるということを適切に指摘できるかというのは結構重要なんじゃないかなぁ,とかなんとか.単に「***という説は少数派」という事実を言うのではダメで,それが多数派にならない理由をちゃんと説明してみよう,というコト.で,U 田さんの提起からもにょもにょと続けているアレ.個人的に,オートポイエシスの理論に辿り着く前に構造主義的生物学というヤツを経由してきたのだが,構造主義的生物学者の一部は何故だかイマニシズムに到達してしまったらしい,という意味で,その辺はそれなりに押さえておかないと危なかろう.Anagenesis というやつは全体主義的なものを想起させるのかもしれないが,それは実に目的論でしかない.オートポイエシスの理論はどこまでいっても結果論でしかないし,「システムを内側から見て…」なんて言っているがシステムに「意思」とか「主体性」なんてものは存在しなくてよい.そんなものを用意しなくとも,いわゆるダーウィニズムに収まるはず,というところが肝.

で,ここ数日,投稿が無かったが,まぁアレだ,道北某所に潜伏してちょっと自然を破壊してきた.双翅類なんて絶滅してしまえ (暴

Stein et al. (2008) Palaeontology 51 (4), pp. 967--981. 流体ネタで先を越された感あり.しかし,しかしだ.せっかく風洞実験までしておきながら,どうして性的ディスプレイなどという馬鹿げた結論に至るのか.

2008-07-16

そもそも,分裂して異なる複数のシステムが生じる,という表現自体がシステムの外から見た表現に他ならないわけで,傍から見て分裂したように見える二つのシステムの内の一方から観察し続ければ,やはりシステムに外側なんてものは無く,何事もなかったかのように一つのシステムが継続しているだけだったりするんじゃないか,とかなんとか.

「種」をオートポイエシスだと想定すると,おそらくそれはどこまでも広がって系統ネットワーク全体に一致してしまうような気もする (2008-07-16T13:58),という行は取り下げておこう.有向グラフを遡ってルートまで広がってしまうことはあっても,姉妹群は含まないかもしれないし.

ある意味,単細胞生物の分裂・融合ネットワークというのは,ほとんど系統ネットワークと等価なんじゃないかと思ってみたり.

楽観的な予想として,系統ネットワークは完全に自己相似というわけではなく,巨視的には木構造をしているだろう.どれくらい巨視的ならば木と見なせるか,という境界はやはり恣意的だが,木に見えたならばさっさとクレードとして認定してしまう,という便宜的な方法くらいは使ってもいいと思う.

細胞の親子関係という二項関係だけに基づく有向グラフを書いてみる.個々の細胞をノード,親子関係をエッジとすればよい.細胞の分裂と融合によって,二つの細胞をつなぐパスが複数生じることがある.要するに,ネットワークである.このとき重要なのは,この細胞のネットワークだけを見て個体を識別することはできない,ということである.このネットワークから個体を識別するには,たとえば親子関係の中に減数分裂とか受精という特殊な関係が存在するとか,そういう細胞システムを外から見た新たな情報が必要になる (システムを外から見る,というのも変な表現だが).これによって,細胞のネットワークを単純化し,個体のネットワークとして見ることができるようになるが,それだけであって,やはりネットワークはネットワークなのである.このネットワークの「網の目」の集合を考えると,非常に小さいもの (近親交配) からほとんど無限大のもの (いわゆる cladogenesis 的な何か) まであるし,小さい目が組み合わさって大きい目を作るという厄介な構造がある.「種」をオートポイエシスだと想定すると,おそらくそれはどこまでも広がって系統ネットワーク全体に一致してしまうような気もする.結局,「種」でもなんでもいいのだが「個体より高次の集合」を作るためには,ネットワークを外から見て恣意的な境界を設定しなければならない.

生命でも種でも個体でも,それは確かに何かを継続し続けるシステムなのだが,継続するに当たって「分岐」とか「分裂」とかいう現象,あるいはその逆の「融合」とか「共生」とかいう現象を伴うかどうかが鍵なのではないか,とか妄想してみる.

これが,例えばヒトの生殖だったりすると,若干話が変わってくる.男が精子をどぴゃーっとぶちまけたとき,はたしてそれはその男そのものなのかというと,少なくとも直感的にはそうではない.その一部が見事受精して成長し続けたとして,それはやはり少なくとも直感的には元の男とは確実に異なる個体である.要するに男 A とその息子 B は明らかに異なる個体 (システム) なのだが,「再生産し続ける (分裂し続ける)」という観点で見ると,分裂後のシステム A と B は,ともに「分裂前のシステムの続き」であり,分裂前のシステムは A でもあり B でもあるという更にややこしい事態に陥る.

ある時刻 t_1 に存在した単一の細胞が分裂し,時刻 t_2 において二つの細胞 A と B になった.分裂前の細胞は A か B か.

というか,C.J. Date 的な意味での 5NF 以外認めない非オブ脳になってるよーな.

あ,null がオッケーだからいいのか.

DarwinCore とその Paleontology Element Definition.このやり方では,各個体を主キーとし,HighestBiostratigraphicZone などの要素によって,その個体が含まれるかもしれない層序単元を列挙している.要するに非正規なので,ビューならともかく内部形式としては非常にマズいし,一つの層の中の複数個体の上下関係などを記述するための要素がないという問題もある.上限や下限を絞り込めない場合を考えると,含まれるかもしれない単元を列挙するよりは,上界または下界のデータムを列挙するという方法の方がマシだろう.少なくとも内部では,個体も一つの基準面 a として扱い,他の基準面 b より上位 (あるいは下位) であることを示すタプルの関係 [(a, b)] として表現する方が妥当,とか思ったりするのだが.

2008-07-15

今日の超絶生命体:ソマチット.ミディクロリアンと同一視する向きもあるらしい.

スタンダードセクションのレンジがおよそ完成.やはり2005年末から2006年初頭にかけての期間が一つの転機だったのは間違いなさそう.アレがああいうカタチで幕を下ろしたのはある意味必然だったのかもしれん.

2008-07-14

とあるもののレンジチャートを作成中.これまでに 1/5 程度が完了.ちなみに生物のものではない.

両論併記した途端に,知識が多い人,もしくは様々な角度から物事を考えられるスゴイ人に見える.不思議!

O 山大学の昆虫屋さん @ evolve は毎度フリーダムすぎると思うんだ.だがそれがよい.

thunderforce VI.PS2 じゃなければっ.

2008-07-13

出来合いのリストにひたすら値を代入し続けるのと,そのリストをもっと複雑な構造体にした上で値をぶち込むのとでは,全然意味が違うわけで.

すると,第一段階相手に,一方は法螺を吹きまくって A から B または C に向かわせようとしていて,もう一方はいきなり第二段階に引っ張り込もうとしている,という感じだろか.単純に鵜呑みすりゃいいだけ,と言う意味で前者の圧倒的勝利が見えてしまっているが.

確かに,採算を度外視すれば,第一段階の B 群相手に法螺を吹けば簡単に狂信者を生み出すことが可能に違いない.

やや飛躍するが,相手が"正しい"と認めることがあるとすれば,それは自分が間違っていて相手が正しいという状況ではなく,自分が知らなくて相手が知っているという状況なんじゃないか,と想像してみたり.

結局,第一段階の人間には第一段階と第二段階の区別が付かず,そして真偽判断のマトモなロジックは無いので,基本的には自分が"正しい".

第一と第二の区別がリテラシーとかロジックとかの有無,第二と第三はそれを突き詰めて学位を得るに至るかどうかにある.ところが,第一と第二を決めるロジックの有無というのは会話の度にシビアに確かめられるコトであるのに対し,第二と第三はあくまでも一時的な評価であり,あるいはディプロマ・ミル的な部分があるので,第三は必ずしも第二の上位になく,むしろ第一・第二とは別の軸である.学位持ちの方々を貶めて言うわけではないし,大半が第二かつ第三というのは十分承知しているが,所詮肩書きということになる.

結局,A 群向けの本に飽き飽きしている第一段階の B 群が C 群向けの脳に優しくない情報に価値を見い出して実際に読む (第二段階に進む) かどうかというのは,いわゆるリテラシーを身につけたか否かというデジタルな問題だったりする. 第二段階の B 群はそれは科学の理屈はわかっているけど諸々のコストの都合上読めていない人なので,おそらく話は通じる.それが第一段階の C 群に向かうと,一次資料まで色々と読むけど都合良く鵜呑みして曲解しちゃう困った人になる.

読みたいと思うこと,読む必要性を感じること,(能力的に) 読めること,(コスト的に) 読めること,読んだということは,やはりそれぞれ違うわけで.

というのを踏まえると,とりあえずマトモに一次情報に当たったり真偽判断ができたりするようなリテラシーの持ち主,というのは K 子氏の第二段階以上に相当する.この区分が適切かどうかではなく,とりあえずテクニカルターム (M田F雄的意味での密教用語) の問題として.

件の本を読みなおしてみるに,K 子氏の曰く,「第一段階」とはイメージとしての恐竜のまわりをうろうろすることに終始し,自らをアマチュアであると自覚するまでにも至らない.そして,生涯―恐竜ファンとしての生涯―ただ与えられた情報を吸収することのみに満足して終わる (p. 106) ような人のこと,そしてマスコミで目にする情報と,実際に研究の現場で今注目されている情報とのあまりの落差に気づいた時,初めてその人は,情報の原点に当たることの重要さを身にしみて理解する (p. 107) というのが「第二段階」へのステップらしい.で,最終的に学位持ちが「第三段階」なんですと.

2008-07-12

しばらく続いていた某765プロ的な壁紙から BARCA 機関的な壁紙に変更.

2008-07-11

www.mangagamer.com/hentai/ .日本語の趣深さを感じずには居られない.

ザック購入.22 l から 50 + 10 l に.また deuter.むしろいままで 22 l で何とかしていたという方がオカシイわけだが.

2008-07-10

今日の賢いソフト:E.C

2008-07-09

ざっと目を通した限りミニ長頸竜類は未発見の模様.次回の発表で使いたかったのに…

まさかのオカチョー.

性能差以前に,常に機能なんてものが付いてまわると考えるのもどうなんだろうと.カタチは何かの前提条件かもしれないし,何かの結果かも知れなくて,しかもその何かは運動がらみの何かじゃなかったりすることもある.

カタチの違いを見つけては機能!機能!と言いますがねぇ.機能というか性能に有意差があることを示さなくてはならぬわけでして.

何階分かメタなとこから見ちゃってるからなぁ.不自由な1階まで落とさにゃならぬ.

経県値.東北,中国,四国,は謎地域.

わかりやすさというのは,シンプルさかもしれないし,感情移入できる物語性かもしれない.

某掲示板定点観測所だより:一方はただの狂人.もう一方は対話次第でなんとかなりそうなものの,対話の相手を間違っているあたりが致命的.

2008-07-08

すると問題は,潔癖症ともいえる自然科学者がどれだけ脳に優しい虚構を臆面もなく語れるか,というところに辿り着くので,これはもう絶望的.

これも繰り返しだが,2008-06-28T13:13 でいうところの「わかる」とは,単純に脳に優しいだけなのか,その妥当性を適切に表現できるかという,少なくとも二重の意味がある.もちろん自然科学者の言う「わかる」は後者であり,それが脳に優しい必要など何処にも無い.したがって「わかりやすい」と言った場合には確実に前者の意味を帯びる.もちろん,妥当でありかつ脳に優しいという場合が理想であるので,最初から「脳に優しい必要など何処にも無い」と言い切ってしまうと,その辺の事情を知らない (考えたこともない) 人間にはただの不親切なダメ人間としか映らない.

悲しいかな,理解しやすいということと確からしいということとは決定的に違うわけですな,やっぱり.

科学図書館にある寺田寅彦の相対性原理側面観.大正11年当時から色々と大して何も変わっていないことがよくわかる.

おそらく絶望的なまでに対話が足りない.相手の言説を疑うにせよ,自分の言説を疑うにせよ,そのどちらがより適切であるか,あるいはそのどちらもが適切でないことを示すためには,両者の意見がどの段階で分裂してしまったかを洗い出す必要がある.そして,対立する意見 (というか,用いた導出規則) の妥当性を比較する方法を新たに探らなければならない.なぜなら,一方の論理体系ではもう一方の論理体系は自明に偽となるからである.つまり,どちらでもないメタな何かが必要になる.だからこそ,自然科学ではなくて数学が,自然言語ではなく数学が必要になる.と言っても,いろいろ端折ってるから通じないんだろうなぁ.

どうせマトモに考えられないんだから鵜呑み,という場合,どれが正しい魚なのかを適切に伝えられないと,その鵜は魚を飲み込めない.困ったことに,この鵜は中途半端に意思決定を行い,彼が魚と信じるモノを他者に伝えてくれる.

ぁー,もー,超絶展開すぎて意味わかんねーwww

とある地球温暖化に対する見解.米欄がかなりの超絶展開.やはり狂った第二段階は第三段階と同じところにいるものと勘違いしているあたり非常に危険.

詳しい説明は難しい物理の話になりますのでここでは省略し のような言い回しは,確かに物事をブラックボックス化/カプセル化してしまうので,そこに疑念が生じるのはある意味仕方がない.かといって,それを詳しく説明しようとすると,やれ難しいだの,説明が下手だのと.いったいどうしろと?

2008-07-07

「井の中の蛙」というやつは,確かに限られた範囲では筆頭であるという意味で良い喩えではないかもしれない.

某 y ちゃんの言う,第二段階がどういうわけか第一段階以下になってしまうという怪現象は,たいした努力もなく手に届く範囲の情報を眺め尽くしたが故に「井の中の蛙」になってしまうから,とでも解釈すればよいのか.

うん,誘惑に勝てなかったんだ.

某掲示板定点観測所だより:自分が理解できないのは他人の説明が下手だから,自分の言っていることを理解できないのは他人が馬鹿だから.隣人が狂ってると言い出す狂人みたいなもんですわな.いよいよ終わっとる.

もう少し別の言い方をすれば,賛成と反対というのは,コメント中の意味に対して与えられるというよりも,それが新規作成される,あるいは撤回されるというイベントに対して与えられるという方が簡潔のような気がする.

A という発言があったとき,(1) A に賛同すること,(2) A に反対すること,(3) A への賛同意見 B に賛同すること,(4) B に反対すること,(5) A への反対意見 C に賛同すること,(6) C に反対すること,この 6 つは全て異なる.更に言えば,A という発言への対応 D へのリアクションも,当然ながら別.

それにしてもイントロの「温暖化」と「寒冷化」はもはや枕詞か buzz words かといった具合で.

某恐竜模型展示室の中の人と歓談するに,やはりご当地名物的な店の調査は必須だったんじゃないかという話.結局今回は行かず終い.んー,もったいない.某カートゥーン絵師/釣師 (違) さんとも一緒に呑んでみたわけですが,やはり本物と対峙してる人の観察眼には敵わないね,もっとそういう人と会話しないといけないね,という文字にしてしまうといかにも面白くないが非常に重要ないつも通りの結論.しかし呑んだ後の甘味に関しては譲れません.

2008-07-06

仙台某所でゴニョゴニョ.何故か講演後に拍手が沸き起こる某セッションでの発表は,全く想定通り過ぎる質疑が少々あった程度で,特に問題なく終了するも,それはそれで問題.同じ流体ネタでも完璧に某腕足類の人にもっていかれたカンジ.あとは,むしろ随所に配置した小ネタへの反応が思いのほか少なくガッカリ.ゆるキャラではダメということは分かったが,さてはて.

2008-07-04

それにしても ppt ってヤツぁフォントの融通が利かなくて困る.pdf じゃダメ?

2008-06-29

そして,脳に優しくない現象を見てしまったときにどう意思決定するのかという「ルール」の問題に戻る (ぇー.

2008-06-28

「わかりやすい」ってことと「わかる」ってことは違うってだけのこと.わかりにくくてもわかるし,わかりやすくてもわからない (わかった気になっただけでわかっていない) ってことが起こる.要するに「わかる」という意味が一致していないのがよくない.

2008-06-27

まぁ,大学とか研究機関が言い張るところのサイエンスコミュニケーションてのは,成果そのものよりもそういう活動をやっているという実績作りが重要なんじゃないかという説もある.

某K村さんとこでも捕捉.どん底のぱーぷりんはともかくとして,平均より上,専門家より下あたりの層,要するにK子氏の言う第2段階の扱いが構造的に問題なんじゃないかという説が浮上.んーむ.

2008-06-26

まぁ,某K子氏の説がまかり通るような場で,分岐学に対する正しい理解を期待するというのも酷な話で.

既存のルールを普及するコストと新たなルールを作るコストは比較されるべきだろう.

「みんなそう言ってる」という言い草ほど信用ならないものも.そうは無いと思うのだが.

いや,もう,なんつーか,ねぇ.

2008-06-25

希に納豆で食中りを起こす件について,銘柄や賞味期限等を友人らと検討した結果,あまりの不健康さに体内細菌が納豆菌に負けているのではないかという説が浮上.

ネット上の同一人物を探索するサービスって存在しないのかな-,とかなんとか.とりあえずcrustyじゃダメっぽいが.

2008-06-24

結局のところ,一般人が理解できないのは専門家がわかりやすく説明しないからなのか,それとも一般人が自発的に学ぶ気がないからなのか,といういつもの問題.「理解できないお前が悪い」という意見と「理解できるように説明しないお前が悪い」という意見は共に最悪,というのは某所の某氏のコメント通り.そして毎度の如く, これを私は「何でも人のせいにするのは悪い」という謙虚さの問題として片付けようとしてしまう.それはそれでどうかと思ったりもするが,今のところはそんな感じ.いわゆるサイエンスコミュニケーションというヤツはひとまず科学者側から意識的に譲歩することを目指しているわけだが,その補集合である一般側からの歩み寄りを期待できるかというと絶望的にもなる,などと言ってしまうのは傲慢だろうか.

2008-06-23

わかりやすい説明とは,単なる実例の列挙かもしれないし,比喩を使った冗長な説明であるかもしれないし,高度に抽象化された記号の羅列かもしれない.

2008-06-22

もうちょっとわかりやすくすると,ルールが無いこと,ルールが妥当でないこと,ルールが守られていないこと,ルールが分かりにくいこと,この 4 つは分けて考えられなければならない.

意外と「ゲーム理論」とか「言語ゲーム」って概念て浸透してないのね.

今日のナンセンス:死ねと言われたら死ぬ,なんていうルールは存在していない.

[訂正] vista sp1 RC は6/30で期限切れ,ということだったらしい.死ねとかいってごめんなさい.でも,それならそういうダイアログ出してください.

今日の教訓:君子危うきに近寄らず.

某掲示板定点観測所だより:まぁ,あまりにあんまりな返答についカッとなったってのもあって,こっちの受け答えもかなり悪かったけれども,なんかもうこりゃどうにもならんね.自分が理解できないのは他人が悪いからだってのは相当ひどいと思うなぁ.

2008-06-21

それにしても,どうしてこう週末になると憂鬱になるのか.まぁ理由は簡単なんだけど.

某掲示板に頻繁に現れるHって,実はblogpet的人工無能なんじゃないかと想像.

つまづくとすれば「直系の祖先が何者なのか分からん」というあたりか.

直系の祖先が何者なのかは分からん.
でも,いたのは (進化論的な意味で) 間違いない.
だから,仮想的な共通祖先から分岐したと考える.

つまりあれだ,今北産業的な意味で分岐学を説明しろと.

某掲示板定点観測所だより:超絶展開すぎて俺涙目.そして例のナメクジウオ祖先説.結局世の中は「単細胞生物→ナメクジウオ→魚→両生類→爬虫類→ネズミ→サル→ヒト」が優勢で,分岐学的概念なんてこれっぽっちも普及しちゃいないということか.

the pillows の MY FOOT のジャケットとなっている synapsid が何なのか気になって仕方がない.

2008-06-20

今日のキーワード:分岐学脳

プレスリリースみつけた.この3ページ目の図が諸悪の根源のような気がしてならない.

訂正原典の分岐図見たら ((棘皮動物,半索動物), (頭索動物, (尾索動物,脊椎動物))) だった.

os から「windows のライセンスが切れるぞ.早く認証しろよ」的なコトを言われるので何のコトだと探してみれば 925616っぽい.えーと,なんだメモリ増設したらライセンス違反扱いか?死ねよ.

[この記事には誤りがあります.新しい記事も参照してください] 巷に流れている「人の祖先はナメクジウオ」という言い回しについて,なんつーかどうしようもなく誤解されてるし,なんつーか書き手が最悪.正確には「ホヤとナメクジウオでは,後者の方がヒトに近縁」とでも言えばいいのか.同じロジックで「ナメクジウオとニホンザルでは,後者の方がヒトに近縁」だったり「ナメクジウオとクジラでは,後者の方がヒトに近縁」と言える.厳密に言えばホヤもナメクジウオもニホンザルもクジラも,全てヒトと祖先を共有するが,どれもヒトの直接的な祖先ではない.しかし,直感的にナメクジウオやサルはヒトの祖先と言われることがあるのは,要するにそれらが仮想的な共通祖先と比較的にていると思われる,というだけの話だったりする.だから,派生形質が山盛りのクジラは,いかにナメクジウオよりヒトと近縁であっても,ヒトの祖先とは言われない.なんつー背景知識がないと読めないだろう,あの記事は.

2008-06-19

学校で使ってたヘッドフォンのフレームが壊れたので,買い換え.audio-technica の ATH-PRO30.前のより耳にフィットしていい感じ.というか,前のはクッションが薄くてスピーカユニットに耳たぶに当たってたし.

2008-06-18

さて,firefox3の配布サイトにアクセスできないわけですが.

2008-06-16

同じコトをやってみようとして,さて形態に関する値と環境に関わる値との相関を見てみましょうか,とか言い出すときに問題になるのは「環境」をどう数値化するかだったりするわけで.まぁ名義変数でごにょごにょやればいいだけではあろーが.

SecAd2008 で個人的に一番気になったネタは,某クジラ屋さん (?) の話.形態に関わる値と,繁殖にかかわる値を一緒に主成分分析したら「ニッチ」を識別できるかもよ!て考え方は,生態屋さんの間ではフツーの手法なんだろか.

2008-06-15

とりあえず1ヶ月の出張から戻り,昨年末以来のドタバタが若干落ち着きつきはじめたということで,数ヶ月ぶりに家を掃除し,布団で寝てみるも落ち着かない.冷蔵庫もからっぽ.ゲームは一日三時間 (by 某名人) ということで,学校.

2008-06-05

"geometric sans-serif 病"再発.

今日の excite 翻訳:plesiosaurs → 首長竜目,plesiosaur → 蛇頸竜.

2008-06-02

胃が痛い.

どうにかなる気がしない.

物理的に死ぬことは無いが,社会的に死ねる気がする.

なんかもう,だめだ.

通算506回目を最後に終了.なんかもう,いろいろと.

2008-06-01

Secad2008のための宿を確保.あとはポスター本体のみ.

地味に,九州に来て2週間.

2008-05-31

某Uさんとこ経由で気がついたんだけど,東京国際ミネラルフェアなんつーものがあったり.久々にいけるんじゃないかと思うけど,日曜は混むよなぁ.

つまり,フツーのウェブサイトが引用に耐えるには,少なくとも全ての更新分を完全に復元できるようなバージョン管理システムと,できればそのデータを数百年単位で保存する物理的なシステムがあることが必須で,引用時にはuriとバージョン番号 (あるいはタイムスタンプ) を載せる必要ということ.現状にuriには,空間的な概念はともかくとして時間的な概念がすっぽり抜けてる気がするから使えねー,というのが俺見解.

簡単に言えば,アレの最大の問題はファイルの更新.uriは変わらないのに内容がまるっと変わるってのがマズイ.引用文献は,文責が誰かだとかオリジナリティや信憑性がどうのこうのってことよりも,その内容を未来永劫参照できることが重要だったりする.ゴミカスのような捏造論文は悪事の証拠になるけど,その論文の内容が改竄されてしまっては証拠能力がなくなるから引用に値しない.電子ジャーナルは,ピアレビューが行われているとかそういうことが重要なんじゃなくて,「最終版」であることが保証されているから意味があるということ.

実のところ,私も「参考ウェブサイト」ないですか?って訊いてた新人類で,学部時代のレポートの引用文献リストに uri がうようよしていたというのは事実.手放しで他人を笑えはしないが,アレが使えないことは学んだし,もうやってないし.

後輩の「それはWikipedia で調べれば良いんじゃ……」という衝撃発言に端を発する諸々の問題への同僚の見解

2008-05-27

今週からちょいと高度な実験をするってんで札幌から後輩を呼んだものの,装置の制御系がぶっこわれたためにまさかのオフ.

2008-05-22

炊飯器が無いので鍋で炊飯.まぁ,日本人として基本中の基本スキルではあるが,しばらく自炊をしてなかったため若干感覚が狂っていたものの,自炊4日目にして丁度良い炊き上がり.

2008-05-18

この辺に潜伏中.鍋が足りない以外は全く申し分ないステキな宿.というか,札幌の部屋がいわゆる汚部屋なのがいけない.

2008-05-13

へ,ヘビマフラーっ !!

2008-05-11

ところで,ナノイオンって何ですか.

約4年ぶりに gree にアクセス.あまりの廃れっぷりに噴いた.

なんか天気がいいと鬱々としてくる.

RIAM フォーラム.順調に他人の業績だけを増やしているような…

2008-05-08

直感的に間違っていると思うことについて,その理由を他人に説明するのは非常に難しい.

2008-05-07

exceptionのお試し版で遊んでみる.Quadro nvs210 ではキツイ.てなもんで友人のGeForce8800GT積んでるマシンに入れてみると,エフェクトをフルに使ってもスムース!えー,これはグラボ買えってお告げですか.

出張費が…宿泊費1ヶ月分自腹とか…ごふっ

矢追せんせーの釣り宣言.うひゃー.

2008-05-05

「さるblogというかなんというか」を再発見.なんつーか,叩く方も叩かれる方もビミョー.これは自分でも昔やってしまったことだけれども,明らかに間違っているコトでも叩き方を間違えるとその間違ったコトの信憑性が増してしまうから困る.

2008-05-02

某所の竜.なにがいいかって,ポスター背景の「ぶろんとざうるす」的な何かが,特に.

こんどの古生物学会.一応,受理されましたな.

2008-05-01

宝くじは買わなきゃ当たらない.そしてお金が無ければ買えないし,家から出れなければ買えない.そして,買うつもりだったけど買えなかったのと,買うつもりが無かったので買わなかった,というのは結果として同じ.

2008-04-30

早くもタイトルをミスったなー,と敗北気味.漠然としすぎてる.げふん.

力学も力学で,シミュレーションだもんなー.どーなのよ,それ.

SecAd2008 の件.本家の更新より先に Evolve ML にプログラムが流れたりしてますが,とりあえず 10 日の 17:30-19:00 らしいです.つーか,私以外にバイオメカニクス関係は無さげ.激しく他流試合の予感.

2008-04-29

で,結局のところ普及活動ってどーなのよ,とか,どの辺をターゲットにして喋ればいーのよ,とかいうあたりを語るに,「連載」とか毎週/毎月の「定期開催」てのが重要なんだな-,というのは個人的に割と大きな発見.突発的なイベントとか単行本だけで何とかしようとすると,教科書的な重複部分が増えるわ,その都度大量の初心者を相手にせにゃならないわ,ビジネスとしての成功事例を示せないわ,そりゃ面白くなるわけがない.

某恐竜模型展示室の中の人襲来.例の海棲棒状生物の復元やらなにやら.日頃ガッコーに引きこもっている人間にとって,健全な生活を送っている人との会話はヒジョーに重要だよなー,とかなんとか.

2008-04-27

そりゃ確かに Raptor を高速化したら VelociRaptor になるわな.

2008-04-26

日頃,科学的思考至上主義を標榜する私ですが,あえて言わせてください.オカルト板はガチ.

2008-04-25

訳の酷さで有名な SICP 日本語版を購入.さーて.

2008-04-24

今日のありがたいお言葉:数学はね、自然と会話をするための言葉なんだよ。…いや,もう,ホントに.

問題は,頭の悪い人に何かを教えることは出来るか,というところに尽きる.

インターネットや2chがどれくらい有害かといえば,DHMOくらい有害.

だから,国民の大多数が科学を誤解しているような程度の低い国でブラックリスト/ホワイトリスト方式のコンテンツ規制が起こるのは当然と言えば当然の話.おわっとるなー.

メディアリテラシーがあるってのは,或るメディアで主張されることを理解する能力があるってことではなくて,或るメディアで主張されることの真偽を判断する能力があるってこと,あるいは,或るメディアが有害か否かという知識があることではなくて,或るメディアが有害であるか否かを自力で正当に判断する能力があるという,一段階メタな話.言い換えれば,ホワイトリストやブラックリストを利用するコトじゃなくて,ホワイトリストやブラックリストを更新し改良し続けるコトであり,試行錯誤を伴う科学的な思考がが要求されるというコト.

Perfume が流行りだしたきっかけは何かという話.ニコニコだとかカエラちゃんのラジオだとか,まぁいろいろあるけど,マトモも統計とらずに何言ってんだか,というのが正直なところ.どうも何かが流行ると「最初に言い出したのは俺だ」とか「俺は絶対流行ると思ってたんだよ」とか後になって言い出す輩がいるが,まぁ要するにそれと同じ.二次裏におけるOSたんみたいに,それが完全な創作物で初出がいつどこってのが明確ならともかく,デビュー前にだって「存在」しているアーティストとかそういうものに対して,「俺」の影響力とかなんとかそういうものを言い出すのはどうしようもなくナンセンス.「誰某ゆかりの地」みたいな村おこし手法の胡散臭さも同様.くだらねー.

2008-04-23

今日のお役立ち情報:メールの署名にもRFCがある

2008-04-21

まさかの M19A1 Brutal Crab ふぃぎゃー.

某学会のアブスト締め切り直前.修論ネタでいくつか報告書やらアブストやら書いてるが,ようやく今回の実験の意義みたいなものがわかってきたよーな.というわけで,分かっていなかった頃に書いた修論は燃やしに行っていいですか?

徹夜すると,つーか椅子に座ったまま寝ると腹にガスが貯まるんだよなー,気持ち悪ぃ.

2008-04-20

視覚障碍で聴覚依存だったりすると,ほとんどすべてシーケンシャルアクセスで大変だよなぁ,とかなんとか.

解析が完全にHDDに律速されとる...orz

2008-04-19

某pristar的何か.ホントえりりんはフリーダムすぎてこまる.だがそれがよい.

2008-04-18

待ち時間2,3分の解析をちまちまと手動で反復する作業というのは,同時平行で何かするにも中途半端でどーしたものやら.

なぜ身内ネタは面白いのかって,そりゃそのネタ自体が面白いんじゃなくて,そのネタのことを分かってますよという意思表示の方法が「笑う」という動作だからなんじゃないかとかなんとか.

笑いって難しいですよね.というか,interesting なのか fun なのか.

2008-04-17

ontology 関係のウェブサイトをざっくり見渡す限りかなり Object Oriented な感じなんで,未だに class 概念が理解できない人間にはかなりとっつきにくかったり.

今日の疑問:古生物学が palaeONTOLOGY である意味とか系譜とか,あるいはそういうことに言及している文献とか.もっともそこんところがしっくりこないのは Ontology も ontology も理解してないからなんだけど.

今日のおもしろ分野:Formal Concept Analysis.日本語による簡単な解説として 室伏俊明せんせのところとか.

で,同席していた某H田さんもその辺のところ疎いんですかそうですか.

やはり某K子のトークセッションにおいて分岐学に関するゴミのような話が吹聴されていたらしい.分からないなら分からないと認めるだけにするか,黙っとけ.

2008-04-16

結局,恐竜関係の論文とか本がこれっぽっちも面白くないように思える理由というのは,恐竜が何か特別な存在であるかのように扱われていること.ゼミの教科書選定時の愚痴でも吐いたことだが,要するに地球史を語るときの,バージェス動物が出てきて,恐竜が出てきて,人間が出てきてオシマイ,みたいな,局所的な優位性をそれがさも全てであるかのように語る様な頭の悪いストーリーは絶滅すべき.あるいは,エキセントリックなカタチだからといって検証不可能な夢を語るに終始するとか,そういう思考停止がまかり通るのは気が狂ってるとしか言いようがない.

もう一つ,この本のイイところというのは,地層や生痕化石を扱っていること.生の Zoophycos とか Nereites の写真とか,ホント素晴らしい.と,若干マニアックなことも書いてはみるが,要するに堆積物として保存された過去の「変」なモノが,現在の普通の現象と等価であることを示してくれているということ.逆にそれ (つまり斉一説) さえ認めてしまえば,深海探査機で表面くらいしか観察出来ないナマモノを,岩石としてあらゆる角度とあらゆる解像度で観察できるということを意味したりもする.これが地質学/古生物学の重要性の一つだったりするわけで,それを一般書で示されたというのもコッチ側の人間にとって嬉しいこと.ところで,今回は深海だったからアレなのだが,これが浅海の話だと大桑層の話になるんだろーか,とかなんとか.禁則事項?

北村雄一さんの「深海生物の謎」を購入.この本のポイントは「はじめに」として書かれた基礎概念じゃないかと思う.深海生物は確かに見慣れない「変な」姿なのだが,それは決して新たな規則を導入することなく,普通の知識体系でも理解できそうな普通の生物であり,普通の (ただし応用的な) 技術によって観察できそうな事実だということ.もちろん,ここでいう普通の体系というのは,人間の姿の優位性とか必然性を説明するような局所的な規則ではなく,もうちょっと広域的ないわゆる物理・化学的な知識体系のことであり,神さまとか妖精さんとかの趣味でもなければ,念力とか霊力が必要なものでもない.そう考えると,北村さんとか平山さんが 2ch の某スレあたりで評判が悪かったりする理由というのは,恐竜マニアにとっての神秘性とかロマン (笑) を否定しちゃっているからなんじゃないかと思えたり.だとすると,これはもう救いようがないね.

実際,物理屋さんは「Maxwell の悪魔」というキャラを想定しておきながらそんなヤツはいないと切り捨てるのだが,言うまでもなくそれは「悪魔」を否定しているのではなく「想定した行動規則を遵守できる悪魔」を否定しているだけだったりする.それができないようなヤツは「悪魔」じゃないと言われたらオシマイなのだが.

たとえば,全知全能の神様とか妖精さんとかいったご都合主義がダメな理由は,事態が成立しうるための規則というものを彼らの意思決定基準とか能力といった一段階メタな部分に棚上げしてしまっているからである.つまり,科学的な意味で知りたいコトというのは,(仮に気まぐれというランダム性であったとしても) その規則であって,その規則を何者が運用しているかではない.だから,科学者は「大宇宙の大いなる意思」的な何かを否定する気は本質的に無い.ただそういうことを予言者を通じて教えてくれた神の言葉 (規則集) というのが事実に反するというあたりが問題だと主張しているだけなのだが,こう書いてしまうと,神を信じないが故に事実の認識手法に誤りを生じている,などと反論されてオシマイ.

自分用メモ:いつの間にかAMD780Gなんつー時代.LFB付きモデルは J&W,JW-RS780UVD-AM2+; Jetway,HA06 あたり.つーか,もはやATA133ポートは一つだけ.移行するにしても手持ちのHDDはどうしてくれたものか.

2008-04-15

今期の自主ゼミの運営について同僚と検討.主には教科書の選定とか愚痴とか.要約すると Ruddiman の Earth's Climate は Bob Ross の絵画教室だという結論.

2008-04-14

動くにゃ動くが,single-channel.遅い.

メモリ増設しようとしてスロット1 (バンク1) をぶっ壊してしまった模様.元々2スロットで2GBのところを1GB分失って,空いてた2スロットに4GB足して,結局5GB.動くにゃ動くが精神衛生上,全然よくない…orz.

sea monster 日本語版.去年の冬に監修の某キュレーター氏にこっそり動画を見せてもらっていたのだが,ようやく公開らしい.

2008-04-12

性格的な問題として「謙虚さ」が感じられない無いような人間はおそらく科学的な思考というものはできないものと考えているし,それゆえそう言う人間とは絶対に仲良くなれないだろう.逆に言えばマトモに科学できる人間とは単に仕事のすばらしさという意味だけでなく人間性においても共感できるんだろうなぁと期待できるし,仮に科学に携わらなくとも謙虚な人ならば非科学に惑わされない会話ができると期待してつきあえると思ってたりする.

結局,この「謙虚さ」というやつが,これまで科学について語ってきたときの「謙虚さ」や「潔癖さ」であり,あるいはここにも繰り返し書いてきた「他人を理解しろとは言わないが,他人が自分とは違うことは理解しろ」という言葉に反映される行動規範だったりする.

かつて何度となく「口論してきた」という話を書いてきたが,要するに相手に謙虚さが見いだせなかったことに端を発する.私のことを奇人と評するのは構わないし,それは何より私が自分のことを奇人かもしれないし,あるいはコミュニティ次第ではただの凡人と評されるのも当然だと思っているからである.ただ,その評価をさも自分は平均的で正常な一般大衆であることが自明であるかのような尊大な視点から下されることに,絶望的なまでの思考パターンの違いを思い知らされ,殺意にも似た感情が沸くだけなのだ.

おそらくヤサシイという言葉の捉え方がカギなのだろう.ヤサシイ一家が現れたのは「共感能力がない世界」だった.この共感を,単に他者を理解するというように捉えると恐らく齟齬が生じる.もう一歩控えめに,他者が自分の立ち位置とは違うことを理解すると考えてみる.優しいという言葉は「無償の愛」みたいなものを想起させるが,それは一歩間違えると,あるいは間違えなくとも穿った見方をする第三者にとっては,ただの傲慢さであり,自己満足であり,偽善なのだ.そうではなく,相手が自分とは違うこと,自分の行いに誤りがないかを自省するという意味での謙虚さなのだ.「無償の愛」は自己犠牲的なものを漂わせるが,それは決して謙虚さではない.

と書いて,再び読み直し反芻してみると,なんとなくひらめいてしまうもので.

社会に感染する異端、星に感染する異端」という小話.作中のカワリダネが直感した永遠性については共感できるものの,ヤサシイ家・初代に何らかの理解を示したというあたりを未だ理解することができていない.

それが君の科学なのね.<罵倒にせよ褒め言葉にせよ,それがどう受け入れられたかはともかくとして,自分のポリシーが言葉として伝わったらしい,という点では嬉しい言葉ではある.

だから,地球科学者は「環境」を真面目に研究しながら「環境問題」には (笑) をつける.

工学と理学の違い:人間の行為が物質をどう変えられるかを考えるのが工学,人間の行為とは関係なく物質がどう変わるのかを考えるのが理学.とか書いたら怒られるかなぁ.

ずいぶんと古いネタだが,某5号館に写真付き記事が.

2008-04-11

JAZZANOVA つーか jUrgenが来るぞ!

いかるがいいよいかるが.てなもんで個人的にはレイストームと双璧をなす斑鳩.ただいま絶賛 Dot Eating.

2008-04-08

結局,CoSTEPというか,科学技術コミュニケーターというヤツが,どんなヤツを仮想敵にしてるのかがまるでわからない.それなりにリテラシーがあるけどうっかり誤解しているヤツなのか,厨二病患者なのか,スイーツ脳なのか.

論理,っていってもなー.件の自己学習型美的感覚共有装置って,帰納的 (というかベイシアン) な判断だけだよなー.公理から出発して-,という流れじゃない.

言ってる矢先に「好き/嫌い や「美/醜」をベースにした論理も計算機と共有しうるという話.ただし,そのことを説明したのは科学の論理.

2008-04-06

自分で英語に翻訳できもしないような概念は,たとえ相手が日本語話者であろうとも伝わるわけがないんじゃないだろうかという自省.

2008-04-05

現実逃避に研究室のウェブサイトを更新してみた.それにしてもie7とかsafariの文字コード判別のダメさ加減はなんとかならんのか.

なんか悪循環に陥ってる.鬱.

2008-04-04

たぶんこの考え方はどこかで間違っている.というか,分析する観点を間違っている気がする.

そう言う意味で,真偽判断をベースにする論理の他に,美的感覚を共有することで成立する論理とか,いくつか存在してはいるのだろう.そういう中でわざわざ科学的であることを選ぶってことは何なのかという話.

まぁ,あっち側から見たら,こっちはこっちで変な論理を押しつける社会不適合者なんだろうけど.

実際に問題になるのは,自分の感想が妥当であることをわざわざ示そうとすること,他人に共有してもらおうとすること,そのために他人に通じるとは限らない論理体系をつくること,その論理が通じないことを理由に他人を責めること(美的感覚が狂ってるとか).そういう人に,あなたの使っている論理は私には通じないので別の共通の論理を使ってくださいと頼むと,それは手前の勝手だと騒ぎ始めるから,なおさらたちが悪い.他人の論理に耳を傾けようともしない社会不適合者ともいえる.こまったことに,非科学的な範囲でもたまたま趣味(好き嫌いの判断傾向)が一致するということが起こるため,その感情的な論理が正当性を帯びてしまうことがある.

つまり,科学的に何の根拠もない命題は当然ながら好き嫌いとか美醜の判断の根拠としては不当だし,そういう感情が事実認定の根拠にならないのも当然のこと.だから,あなたの事実認識は科学的にオカシイ,というようにコメントしても,非科学的な範囲では妥当だと言い出す.もちろんそこまでは妥当なのだが,非科学的な範囲でのみ通用する霊的存在を科学的な範囲にまで適用してくれるのが問題.なにしろこの霊的存在は科学的な問題まで合理的に説明してくれる.

「***だから好き/嫌い」という論理は,人それぞれに,それなりに決まっている.しかし,その論理を他人にも共有させることはなかなかできそうもない.そりゃもう洗脳しかないね.

「***だから好き」という言い回しはフツーに使われるが,この場合の「だから」は自明な因果関係なんかこれっぽっちも示さないというだけのことなのだが.

時として意思決定には科学的な事実による理由付けをすることが妥当だったりするのだが,さて,好き嫌いとかそういう感情に理由付けをすることは妥当か.

水は何でも知っているかどうかという問題.結局「みz(ryは非科学だよ」派のキャンペーンは何を以て達成されるのか,そこんところが分からない.そういうことを言い出すヤツはどこからともなく沸くので,いつまでたっても不愉快な思いをし続けることになるのだろう.むしろ,そういうデムパなことを言い出す人間を簡単に黙らせることができる呪文を紡ぎ出すことができるかどうかが鍵なのかもしれない.もっとも,相手は論理なんかどうでもいいと思っているので,相手の価値観と趣味を全否定するような合理性のカケラもない呪文になってしまうのだろうが.

2008-04-03

「『無能である』⇒『万能ではない』」,たったこれだけなんだけどなぁ.

スピ (ry の正当性を「科学」に求めていたとすれば頭が悪いとしか言いようがないし,「非科学的な番組を作ることは悪い」と考えることは愚の骨頂とも言える.そうでないならば,何らかの「感情」に訴えかけるためだけの物語は全て排除されなければならない.結局,相手の感情や知能に無配慮だったのがマズかっただけ.> フジテレビ (魚拓)

2008-04-02

longnose chimaera.このシルエットは!

2008-03-31

クオリア (笑)

おそらく,科学者が科学者になれた理由というのが何なのか,そこんとこが理解できていないのが問題.

例えば,科学的な思考の結果を雑学としてちまちまと紹介する場合,その中にニセ科学が紛れ込んでも判別ができなくなってしまう.また科学者や技術者の人生を紹介する場合も,いわゆるライフハックと同じでいわゆる勝ち組の結果論となるか,あるいはただの精神論となってしまう.

テレビやラジオは受動的なアホを洗脳するために非常に有効なのだが,番組の大半をアホが作っているのでアホが拡大再生産されておしまい.

悪循環の要因は (1) 科学に興味がない,科学を信用していない人間は,コミュニケーションの場に現れない; (2) 真っ当なフツーの研究者は忙しすぎるのでコミュニケーションの場に現れない; (3) おかしな人は暇で,しかも声が大きい.だいたいこの3つ.

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット (CoSTEP) にでも参加しようかと思い概要のページなどを見てみるも,科学的思考の重要性はわかっているけど職業研究者じゃないから今北産業的な何か,しか想定できていないようにしか見えない.

訂正:憲法改変について,新たな憲法が既存の憲法に反するという意味では間違いなく「改悪」だし,改憲しなければならないという社会通念に照らし合わせれば「善」という概念を新たにする,すなわち「改善」となる.

善か悪かは全くの感情論だが,良いか悪いかは評価しうる.という意味で,日本の製造業における KAIZEN は謎.

一般人にとって科学が難しすぎるというのなら,言い換えれば正直どっち正しいのか専門家ではないのでよくわからんというのであれば,なぜ科学者が懸命に研究した成果が信用されずに似非科学の方が選択されてしまうのか,mixiの某氏が指摘していたが,「新しい」とか「今まで聞いた事がない」などという理由で正しいものと信じられてしまうという怪現象が起こる.つまり単なる「改変」が勝手に「改善」に読み替えられ,そこには「改悪」という発想がない.逆に憲法第9条に対する左翼の発想のように勝手に「改悪」に読み替えられる例もあり,要するに論理なんてものはこれっぽっちも存在しないので,論理で説き伏せることができない.

論文の質やその真偽は執筆者の学歴や社会的地位で決まるものではない.しかし,科学者も論文を読む際には所属機関や学歴を確認する.これは,真っ当に科学をやっている人間にとって質の高い研究を行う為にどのような環境が必要であるかにある程度見当がつくこと,そして執筆者がどのような視点から観察・検討しているかに見当をつけることができるためである.逆に,たとえイオンド大学であっても博士あるいは教授でさえあれば権威として認められてしまうのは,学歴がどのような意味において重要であるかを考えず,結果としての肩書きしか確認しないがためであり,結局エセ科学に引きづり込まれてしまう.

人文科学も,社会科学も,自然科学も,科学は科学.馬鹿がやれば非科学.

陰謀論を支えるのは「科学者や主流派の主張にさえも疑問を持って何かを主張できる俺エライ」的な心理.いわゆる厨二病.他人の主張を疑う事に加えて自分が馬鹿である可能性まで疑えるかどうか,そして馬鹿であることに居直らずにいられるかが問題となる.

つまり,向学心があることや科学に興味があることは,必ずしも科学的な思考方法を獲得できることには直結せず,ニセ科学に向かいうる.

今日の名言:数学ができなければ文系.国語ができなければ理系.つまり,どっちも馬鹿.

2008-03-27

斑鳩近日発売

柄にも無いことするもんじゃないよなー,とかなんとか.どう見ても勘違い野郎です.本当にどうもありがとうございました.

2008-03-26

訂正:「アポロ計画」と「9.11」は共に物証があれば真偽を示せるかという問題について,後者は示すことができない.というか,物証たりうるものが存在し得ない.

何度となく書いてきたことだが,「科学は万能である」という誤解があるが故に,科学は役に立たないと思われてしまう.科学がどうにもできない問題というのは,要するに論理もへったくれもなく,万人が納得する解が存在しない問題ということになる.それでも解というか意志決定が必要な場面があるのは確かである.こういう場面では論理など存在しないのだから,最高意志決定機関が主観的に決めてしまえばいいのに,そういう奴らが「論理的だから」とわざわざ言い訳するから問題になるのである.つまり「論理などないところに『論理』を用いようとすること」と「論理ですべて決まるところに然るべき論理を適用しないこと」が問題.

そういう意味で「9.11」がアメリカの陰謀であっても実は全く何の問題もない.もちろんこのことはアメリカの陰謀であったということを意味するものでもない.要するに,科学の対象ではない.

要するに,これが検証可能性.検証可能性のあるものに陰謀論を適用するのは全く非科学的で無意味だが,検証可能性のないものに適用する分には人間関係がこじれるだけなので問題ない.

「陰謀論」と呼ばれるものにも2種類あるような気がする.一方の典型例は「アポロ計画」で,本当に月に降りたか,あるいはアメリカが「月に降りた」と言い張っているだけか,というもの.もう一方の典型例は「9.11」で,アレを本当にアルカイダがやったと思うか,アメリカがアルカイダがやったことにしていると思うか,というもの.どっちも物証があれば解決するという意味で似たようなものなのだが,逆に全く有効な物証が残らない場合,前者の例では「アポロは月に降りていない」ことになるのだが,後者の例では「わからない」という結論に至ることになる.

2008-03-24

某mixiに書きためたこともあわせてみると,科学への無理解というのは,自分の思い込んでいることと研究者が主張していることに違いがあることに基づき構築された陰謀論,としてまとめられる気がする.

「知られざる日本の恐竜文化」にみられる,古生物への分岐分類の適用を否定する金子隆一氏の誤解: (a)データマトリクスが完全ならば唯一の正しいクラドグラムを復元できる ;(b) データマトリクス上にnullないしunknown があることは客観性を欠く.第5章で触れているそれ以外の何かは,仮想敵に吠えているか,論旨とは関係ないネガティブなことに触れることで誤読を誘っているかのどちらかで,彼の分岐学に関する誤解と研究者に対する誤解によって全体が歪められているだけである.

「知られざる日本の恐竜文化」にみられる,K/T での隕石衝突を否定する金子隆一氏の論理:(1) Alvarez et al. (1980) に始まるK/T境界における隕石衝突説の論証は適切であった;(2) しかし,隕石衝突と恐竜の絶滅の間の関係を適切に指摘できた研究者はいない; (3) ゆえに,隕石衝突は無かった.以後,論文を曲解して引用して独自理論を展開.彼自身が「恐竜が絶滅しました.それはなぜでしょう.」式と揶揄している論法に陥っているのは何かの冗談だろうか.

世に出回る恐竜本/番組の内容とか質とか20年くらい前から何か進歩ってあったんかいな,と常日頃から管を巻いとるわけですが,短期間での一般人の啓蒙に成功した学術分野ってあるのかねぇ,という疑問.

2008-03-23

Nichollsia borealisだそうな.つーか,既にNichollsiaっていう等脚類がいるっぽいけど,いいのか?

2008-03-20

というか,横浜の某も無くなったか?

dreamcast.com の件でふと思い出したのが www.mer-maid.jp.いや別にフィッシングではないんだけど.

客観的代弁者:「このことにより両者の対立は避けられないものとなりました」

やはり金がからむイベントは失敗するとヤバい.とりあえず,某2名に対しあらためて殺意が沸いてきたわけだが,さて,どう解消してくれたものか.

2008-03-16

とりあえず批判対象が散漫なのはまずかろうということで某K子氏の本を読み直してみているのだが…やはりどこからツッコミをいれたらいいのかわからない.

ひとつには「僕の考えた最強恐竜」的な何かから抜けられるかどうかなんだよなぁ.合理的てのとご都合主義ってのがごっちゃになってるとか.

自分で言ってりゃ世話はないが,もともとあっちがわのダメ人間だったのが,こっち側に足を踏み入れようとそれなりの努力をしている最中なので,恐竜好きを理解できないまま地球科学/古生物学をやってる人間よりは,あっちの理屈をわかっているつもりだが,それでもどうしようもない溝はあるよなぁ,とかなんとか.その溝がなんなのかわかってないあたりがダメなんだけど.

某掲示板の内容があまりにあんまりなのでツッコミを入れようかどうしようか,と思いつつもあまりにツッコミどころが多く逐一潰していくのは不可能であり,かといって抽象的に言おうとすればイミフと言われ,そもそも教科書的な概念が通用しないので本読めと言えばそんな暇はないと返される.そんな向学心のカケラもないような連中相手に何ができるというのか,などと思いつつ,現状としてカスみたいな本と掲示板だけでできあがってる恐竜コミュニティというのはかなり問題なんじゃないかとかなんとか.

今月も教科書破産の予感.

2008-03-15

恐竜マニアの間でまことしやかに流れているKT境界のイリジウム濃集は5つもあるよ,という説.某K子氏が紹介したのが脈々と受け継がれてるんだろうけど,その元ネタとして紹介されてる Hallam, A. (1987) End-Cretaceous Mass Extinction Event: Argument for Terrestrial Causation. Science. 238, pp. 1237-1242. を読んでみたわけだが,どこをどう読んでもピークは一つ.おそらくK子氏が誤読したのがひたすら伝搬し続けている模様.恐竜屋の悲惨なところは「恐竜」という単語が含まれる本しか読まないところで,そりゃK子氏を介したデムパな話がまかり通るのは当然.もうちょいがんばって地球史の本,たとえば川上伸一・東條文治 『図解入門 最新地球史がよくわかる本』とか,平野弘道の『絶滅古生物学』とか,その辺にでも手を伸ばしてくれりゃどれだけ話が早くなることか.

2008-03-13

取材をして,わかりやすいように編集して,という仕事自体は必要だし,それを生業とするジャーナリストやら映像屋さんのマネージメントをするという意味でのテレビ会社やら新聞会社は存在していいと思う.そいつらが第4の勢力だとか言い出したら即刻潰すべきだが.

その生中継だって結局 web 上のストリーミング配信で済むわけで.となると,テレビがテレビである必要性って,受信装置の操作がひたすら簡単であること以外にはなくて,チャンネルを探すのも面倒な人々のために,大多数が好きそうなチャネルを片手の指で収まる程度の数だけあらかじめ選んでおいてあげる,というそういうメディアなんだろーなー,とかなんとか.

結局テレビって,生中継以外に価値があるとは思えない.

ざっと探した感じ,テレビがシーケンシャルだって話は 石井裕ってせんせーが書いてた模様

単にランダムアクセス性を求めるだけなら新聞とか雑誌みたいなものでも全然かまわないのだが,そこで満足できずに web に行き着くのは,音声とか動画のようなマルチメディア的なところとか,ハイパーリンクできちゃうところとか,簡単に全文検索できちゃうところとか,そんなもんではなかろーか.

テレビの何がダメかって,シーケンシャルアクセスしか許されないところ.しかもシーク速度が会話の速度かそれ以下だったりするところ.データ探しのために限られた時間の中でできるだけたくさんのチャンネルからアクセスしなければならないという需要に対し,絶望的なまでに使えない.

2008-03-11

ATOK が賢いのか MS-IME が馬鹿なのか.おそらくその両方というのが若干アレゲ.SKK-IMEも悪くないんだが,設定がめんどいのがなんとも.

2008-03-10

自転車通学再開.ドロヨケなしで水溜りはキツいが.

2008-03-08

つーわけで,日本に戻ってきました.まだ生きてます.残念でした.

2008-02-27

とゆーか,このタイミングでエグゼリカ配信ですかそうですか.

朝のニュースは高々M5.2の地震のネタばかり.まぁこっちの建物は煉瓦造りだからボロボロなんだけど.

夕飯は,安心と信頼のカレーライス.つーかインド料理屋.で,分かったね.英語や中国語が母国語じゃない人間となら仲良くなれる.

メシはとにかく高い.高くて,トンデモナイ量.量は1/3でいいから半額にしてくれ.

英語が口から出てこないー.なんかいろいろダメダメ.何度「日本以外全部沈没しちゃえばいいのに」と愚痴ったことか,これから何度そうつぶやくことになるのか.

2008-02-26

千歳-成田便に続き,成田-ヒースロー便も遅延.出発前に1時間,到着後の荷物の都合で2時間半.丸一日遅れる旨は受け入れ先に連絡したのだが・・・もうどうにでもな-れ(AA略

2008-02-24

それにしてもあれだ,空港で待たされてる人間のしょーもないことしょーもないこと.天気のせいなんだから飛ばないものはどうしようもないし,ほぼ全便欠航で機材の目処も立たないのにキャンセル待ちで勝手に押し寄せて,やれ手際がわるいだの誠意が足りないだのと航空会社の人間に罵声を浴びせるとか,どれだけ頭悪いんだよ.特にANAの11番カウンタで勝手に仕切ってたおっさん,てめーだよ,一番頭悪いのは.

つーか,千歳だけ閉鎖ってのがまた微妙にめんどいところで,千歳-成田は飛ばないけど成田-ヒースローは普通に飛ぶわけで,ヒコーキの予約変更,ホテルの予約変更,博物館のキュレーター諸氏とのスケジュール調整と,むしろ仕事増えてるし.

年明けから,修論,学会発表,ロンドン出張と大忙しのスケジュールで,隕石落ちないかなとか,ヒコーキ落ちないかな,などと念じつづけて数ヶ月.ホントに空港がクローズしやがったwwwこれからはシャーマンを名乗ります.

2008-02-22

daily jynn , daily F3A.どうみても父親です.本当にどうもあ(ry

2008-02-19

この議論を研ぎ澄まして義務教育レベルに落とし込むなら,連立方程式だろーか.つまり,解が1つのこともあれば,解は無いかもしれないし,解は無数にあるかもしれない,というアレ.方程式の解が1つに定まって欲しいという願望が強すぎる,解なしとかっていう可能性を忘れ去っている,あるいは方程式の解が定まるための条件が思い浮かばない,みたいなものなんではないかと.この理屈が数学にしか通用しないとでも思い込んでるとしたら,かなり絶望的.つーか,こういう数学の理屈を日常の理屈にまで拡張するのが中学の数学教師の仕事じゃねーの?とか.

割と時間が無いながら.なんでいわゆる環境問題の議論がグダグダか,あるいは,なんで似非科学なんてものが流行るのかに関する同僚の見解.結局,散々苦労した挙句「解けないということが解りました」をどう解釈するかが違うんではないかという話.もう一歩進めると,なんで「解けない」問題をぐだぐだと語って極論に持ち込もうとするのか,安直に解らしきものを与えられてそれを盲信できるのか,つーか,そうすべきでないというリテラシーはしつけやら義務教育で身につけられないものなのか,などという問題が出てくる.

2008-02-18

この期に及んで,まだ現実逃避.SEPIA-SIS, Trance Shift 3.0, AbsoluteCycloid あたりの mp3 をゴソっと落としてみたり.

2008-02-17

ちと現実逃避しすぎたな.かなり危機的状況.

2008-02-16

某鳥の進化と酸素分圧の本の話.パラパラと流し読みしただけだけど,海賊臭がする.

某掲示板定点観測所だより:いつの間にか鳥の話から K/T の話に.もうね(ry

2008-02-15

もともと ZEN NEEON を使っていたのだが,ケータイ (p704iμ) も一緒に持ち歩いて…というのが邪魔に思えて,ケータイの音楽プレーヤ機能でなんとかしてしまおうと画策.しかし面倒くさい.まず SD-jukebox なる専用ソフトを使わなければならないというのが面倒くさい.著作権保護機能付きの SDカードライタが必要というのが面倒くさい.仕方ないので両方調達したものの,うまく動作しない.SDMI 準拠のリーダ&ライタを使っているというのに認識しないし,NAS上のディレクトリを読み込まない.はっきり言って,使 え な い.だいたい「著作権保護機能」というのが謎.具体的にどの規格なのか明記しろっての.つーか,DRM とか関係ないファイルも扱えないとか,もうね,死ねよ.

2008-02-14

sci.hokudai.ac.jp のページを更新.breeze.jp 上のコンテンツを探しに行ったきり帰ってこない問題は解決したはず.つーかまぁ,こんなことやってる暇は無いはずなのだが.

無事,必要な単位を取得.

2008-02-12

京都に現実逃避プロジェクト.トワイライトエクスプレスでディナーとかっ,などと思ったもののやはりアレはボンクラびんぼー学生の一人旅で利用するものじゃねーなー,とかなんとか.次点,500 系の新幹線.

2008-02-10

「京都行きたい病」再発.とりあえず宿を探してみる.その金と時間はどこから沸くのか,という問題は残ったままだが.

今日のありがたいお言葉:気分さえ良ければ真実かどうか気にしないというのは,金さえ手に入れば,汚い金でもかまわないというのと同じくらい倫理的にたちが悪い.(エドマンド・ウェイ・ティール)

2008-02-09

他人にしてみりゃ,何言ってんだコイツ?てなもんで,怒鳴る私の横で友人が大笑いしてるんだから間違いない.

ここ数年,ブチ切れてる理由はごく少数のような.今回の件も,またか,てな感じではある.

ま,いわゆる常識的な人間にゃ一生かかっても理解できない境地だろうけど.

正直,他人に奇人変人扱いされるのは別にかまわないのだが,それを自分はごく正常かつ常識的で賢い人間ですという前提で言われるのは腹が立つ.死んで欲しい.というか,死ね.

2008-02-07

病み上がり,つーかまだ若干残ってる気はするが,あまりにも仕事が多いので早くも泊り込み作業中.つーか,この時間になっても,さも私が居て当然のように仕事の打ち合わせをしにくる指導教官もどーかと思うのだが.

2008-02-06

ほんと,日本語で済むなら全部日本語で済ませたい.というか日本語では済まない部分も日本語で済んでしまえ.つーかホンヤクコンニャクはまだか.

あー,英語めんどくさい.日本語で統一してくれりゃどれだけ楽か.

とりあえず斑鳩とエグゼリカはどーなっているのかという疑問.ま,3月半ばまで死ぬほど仕事が溜まってるので遊ぶ余裕なんかなさそうだが.

どちらに転んでも悲惨という選択肢の中,およそどちらに転びそうか見当がついてしまったような,そんなところ.なんか色々問題がありすぎて死にそうだが.

2008-01-29

MSゴシックとMS明朝が嫌いなので,修論は小塚ゴシックと小塚明朝に統一してみた.そっちは TeX-pdf系だからおよそ問題なし.問題は OOo -> ppt で作っている方ので,小塚が勝手に創英のポップ体になりやがる.めんどうくさいのでメイリオで統一.なんだかなー.

というわけで出撃予告.21日から3日まで宇都宮付近に出ます.化けて.

「修論」を仮提出.あくまでも仮.知識量は増えたがそれ以外の点は2年前から何一つ進歩していないことが露呈.とりあえず明日の夕方までに「卒論」を書き直さなくてはならなかったり.