下が古い.上が新しい.間は他所

2009-02-28

「個体には『意識』があるけど,個体群には無い」という盲信.

今日覚えた言葉:progressionism

2009-02-27

3P にドラゴン宮下ががが.

2009-02-23

そんなに「絶対」という概念にしがみつきたいものかねぇ…

www.mer-maid.jp 定点観測所だより:今度は「川村明宏博士の『ジニアス記憶術』」とかいう謎商品の宣伝サイト.http://www.mer-maid.jp/kioku.html から http://www.kioku-jutsu.com/it/ に飛ぶ仕様.

結城浩せんせーの「数学ガール」の話.この第一章でミルカさんが数列クイズに正解なしと宣言し,その後は何の違和感もなく一般項が与えられ,ひたすら数学の話になる.ここを分岐点に,ひたすら数列が数えられ続けていれば,つまりページが実データで埋め尽くされていくと,数学ではなく科学の話になる.そんな裏数学ガール的な何か.

今日の教訓:大数の法則を侮ってはいけない.

未観測ゆえに確かめられていない仮説が多数あることと,遙か昔に棄却されたか観測により確かめることが不可能な仮説 (という名の妄想) が多数あることは全く違う.とりあえず,「わからない」には少なくとも 2 種類あることを知っていて,他人が言った「わかりません」がどちらの種類なのかを思案できれば問題ないが,なかなかそうはいかない.分かっている人は前者も後者もまとめて「わかりません」という一言で済ませてしまうし,分かってない人はそれを聞いて都合良く解釈する.

2009-02-21

酒を飲んだ翌日はラーメンが食いたくなる.というわけで,昼食,夕食ともにとんこつらーめん.

2009-02-20

エゲレスでもお世話になった某 P.T. せんせーの講演を聴く.要するに,フツーのデジカメでも,レンズと照明次第で全く問題なし.それでも解像度が足りなければ SEM で後方散乱像を撮るよろし.結局そーなりますか.そーですか.

2009-02-19

再現性というものを重視するならば形式主義でも仕方がない.形式主義でありさえすればよいわけではないが.

2009-02-17

ImageJ のマクロを setBatchMode(true) でバッチモードで動かそうとすると false の時と違う値を吐き出す件.勘弁してくれ….

2009-02-16

やっぱり生成文法をマジメに勉強しないとマズイかなぁ,とか.学部 1 年の時の言語学の講義で聞いて胡散臭さを感じて以来なんとなく回避しつづけてきたが,いろいろ巡ってそれなりに重要そうな気がしてきた.漠然と感じていた胡散臭さはヒトにおける言語獲得のプロセス云々,つまりは Chomsky とか Pinker がいう心理学まわりの与太話なんじゃないかとかなんとか.いや,与太話かどうかは吟味してみないと分かんないんだけど.

信じるのではなく仮定するだけ.いまさら書くことでもないが確認のため.

2009-02-15

2009-02-15T03:38 の続き.要するに,テキトーなインターフェイスを決めて,それを外側から見たり操作したりするのがマクロで,その内側にあったり起こったりすることがミクロ.だから microbiology というのは微生物を扱う分野ではなくて,生物 (細胞) の中で起こっている現象を扱う分野だったりする.

今日覚えた言葉:マクロ.ミクロ経済とマクロ経済って何が違うんだろうって話とか,なんでマクロ言語をマクロ言語と呼ぶんだろうって話とか.サイズの問題ではなかったのね.

2009-02-14

ソース出せ出せとうるさいらしい wikipedia だが,どうも引用が要求されてるのは言った言わないの水掛け論に関する話ばっかりで,用語の定義とかそういう基礎の部分には大してチェックが入っていないような感じ.まぁ,定義とデータがあれば結論を導けてしまう人と,結論を読むしかできない人とでは,そりゃー需要は違いますわな.

2009-02-12

体幹とガードルとを固定するか外すかっていう意味で,鳥類と長頸竜類は対極にあるような気がする.

で,Vickaryous and Hall (2006) なんつーものがあったのを思い出す (ダウンロードしたきり読まない病気).

ちょうど所さんのトコで長頸竜の腹肋骨の話が出たついでに長頸竜類の胸骨に関する Nicholls and Russell (1991) を読み直したり,獣脚類の鎖骨に関するNesbitt et al. (2009) を見かけたりっていう流れ.で,2009-02-12T09:15 の話.

非鳥獣脚類と鳥の境界 (という恣意的存在) の話.羽とか鎖骨とかに注目しすぎてたけど,むしろ鳥口骨と胸骨を見比べたいなぁ,とかなんとか.今更って感じではあるが.

2009-02-11

今日覚えた言葉:歴史修正主義.要するにニセ歴史学.温暖化懐疑論もコレ (「古」気候学的な意味で).

四肢で推力を得るには,上腕骨-鳥口骨または大腿骨-坐骨の系で後ろ向きの力を生じて支えなければならない.で,この 2 組のどっちを使うか (もちろん両方使っても良い).O'Keefe & Carrano (2005) では後者のみを検討しているが,以下略.

オブジェクト指向とか全然ワカンネ―YO! と言い続けて幾年月,ようやく個人的な決着がついた (ような錯覚).あの界隈ではオブジェクト様を崇め奉っては犬にワンと鳴かせて悦に入ってるようだけど,要するに写像とか射とか呼ばれるモノ以外の何者でもないじゃないか,という話.

2009-02-10

今日の謎生物:カモノハシに似たトカゲ

2009-02-09

些細な違いを見出して「どれも同じではありません」とだけ言ったり,それを理由に「多様でした」と言ったりするのは,確かに間違ってはいないが意味もないような気がする.

「原始的-進化的/派生的」という言葉を安易に使うのは良くないよなぁ,といういつも通りの感想.

2009-02-08

隣の棟の某先生のダーウィン医学本を立ち読み.なんで立ち読みかって,そりゃ今日は日曜で生協の本屋が閉っているから.正直に言えば「ダーウィン医学」という名前は全然知らず,手に取り表紙をめくるまで警戒していたのは事実.と,安心と信頼の T 先生を引っ張り出しておきながらこう書くと色々と問題がありそうだが,研究してることがことだけに身についてしまった「『ダーウィン』とか『進化』とか安易に付けちゃうような新概念/新名称には条件反射的に警戒してしまう癖」が発現しただけ.内容はフツーに進化生物学.乱暴な要約をすると,医学の話というのは極端なことを言えばヒトにしか通用しない (もちろん実用上それでいい) のだけど,それを汎化してヒトを数多ある系統の一つとして見て考え直したら色々幸せになれるよ,ということ.一点気になったのは,ヒトもただの生物の一系統だから,という話で進めればよさそうなものを,1 万年前の (野生の) 性質を維持したままだから,と導入していたこと (立ち読みしただけなので,後でちゃんと確認しておく).ここだけ,進化心理学と同じ胡散臭さを感じてしまった.ま,この本においてはその後の論理に大して響かないのだが.

某掲示板定点観測所だより (番外編): paleogene にまつわるアレコレ.公民館の剣道教室に真剣振りかざして乱入.

2009-02-06

家賃が安くなった♪

yahoo! news において,各コメントに対し賛成だけでなく反対も表明できるようになった.これについては 2008-07-07T15:37 に書いた通りで,妥当な変更だと思う.

2009-02-02

いつのまにか GTS2008 が出ていた件.なんかいろいろアップデートされてるし.

2009-02-01

今日のありがたいライブラリ:misc3d @ CRAN.パラメトリックな三次元のオブジェクト (の二次元への投影) を OpenGL ではなく通常の作図関数を経由して吐き出してくれる.つまり,eps で保存できる.だいたいこんな感じ.修論用にコレの劣化版みたいなヤツ (z バッファだけでゴリ押し.メチャクチャ重い) を作っていたが,04-Jun-2005 には 0.3-1 がリリースされていたらしい.無駄な時間を使ってしまった…