下が古い.上が新しい.間は他所

2009-04-08

基本的に,外のサイトへの言及は「某掲示板定点観測所だより」をのぞいてはてブということにしてるんだが,話のきっかけということで.で,「科学の発展のために天才のクローンを作ろう」という意見に内心は賛成の大学院生ってどれぐらいいるの?という壮大な釣りであって欲しいネタ.コレ見て,随分前から同僚と議論してる「ドラえもん理論」を思い出した.事の起こりは「有孔虫同定すんのマジ面倒なんですけど→自動有孔虫分類装置作る方がいいんじゃね?」という発言だったりする.つまり,ドラえもん並に優秀な分類装置を作るにはどんなハードとソフトが要求されるかを大真面目に考えてみようという話.あるいは,あれほど良くできた装置があったら分類屋大絶滅ってことにゃなりませんかという話.いや,ドラえもんである必要は無いんだけど.そこから派生するのが,分類屋の教育は,分類屋としての自分をコピーすることなのか,自分のためのクロスチェッカーをつくることなのか,という教育論だったり,あるいは2009-03-13T13:03あたりの生物の定義だったり.そういう意味で,(工学ではなく) 科学に本当に必要なのは,ヒトと同じように分類してくれる機械ではなくて,それとは無関係に分けてくれる機械なんじゃねーの?と思っていて,クロスチェックって意味では絶対に生身の分類屋は絶滅するこたぁないね,という話.それが長らくクラスタリングにこだわってる真意だったりする.また長い.