下が古い.上が新しい.間は他所

2009-09-02

「○○は無いが,●●はある」という結果論が「○○という可能性もありうるが,●●しかない」くらいの確率論的な話へと展開されるのはアリだと思う.しかし,それが「昔は○○もあったが,今は●●しかない」みたいなコトになってくると,これはただのトンデモ.つまり,○○はあくまでもコヒーレントな世界であって,実現はしていなくてもよい.殊,進化の話としてなまじ適応度なんて概念を持ち出すと,存在しなくてもよい○○が自然選択の末に絶滅したという解釈を成立させ,過去には (コヒーレントな像でしかない) 適応度の低い○○がいたことにできてしまう.