下が古い.上が新しい.間は他所

2011-10-02

まる一日ほどかけて統計とか確率の復習.思い返してみると,おそらく講義を受けたのは学部の教養科目のひとコマだけであった.しかも,その内容といえばよくある教科書に沿った,確率論に始まり様座な分布を覚えつつ検定やら推定を,という流れで,これがもう全くと言っていいほど身につかなかった.正直よく単位がもらえたものだと思う.その後,諸々研究を初めてからは統計の本も読めるようになったのだけど,その入口はどう考えても確率論やら推測統計学ではなくて,系統学や分類学,あるいはコンピュータビジョンや形態解析といったデータマイニングの側からだった.確率論の話を理解したのは間違いなく公理論的な数学というものをおぼろげながら理解した後だし,情報理論とかそっち側から入ったような気がする.もちろん,最初にわからないながら頭に詰め込んでいるからこその理解ではあるのだけど,いわゆる統計学の教科書を見ていると,その流れじゃなくてもいいんじゃね?とか思ってしまう.